2025年3月22日 (仮訳)日本新産種Amanita sinocitrinaおよびそのアカマツとの外生菌根の記載 Endo, N. et al. 2025. A new record of Amanita sinocitrina from Japan and a description of its ectomycorrhizae associated with Japanese red pine. Mycoscience. Available at: https://www.jstage.jst.go.jp/article/mycosci/66/2/66_MYC664/_article [Accessed March 22, 2025] 【R3-12634】2025/3/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Amanita sinocitrinaを日本新産種として報告し、キチャコタマゴテングタケの和名を与えた。 本種は宮城県、鳥取県、長野県、茨城県の森林においてマツ属の樹下に見出された。 また、本種がアカマツと形成した外生菌根の形態を詳細に記載するとともに、in vitroでの菌根合成試験でも形態形質を再現した。 (日本新産種) Amanita sinocitrina Zhu L. Yang, Zuo H. Chen & Z.G. Zhang キチャコタマゴテングタケ 【よく似た種との区別】 Amanita citrina(コタマゴテングタケ) 日本に分布する 外生菌根の形態がほぼ一致している 本種と異なりフランス、エストニア、ラトビアにおける分布が知られている 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita citrina var. grisea(クロコタマゴテングタケ) 日本に分布する 傘が褐色 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita lavendula 子実体が傷つけると変色する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり日本、中国ではなく米国、カナダなどに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される