2023年10月31日 (仮訳)Sulzbacheromyces caatingaeのマットグロッソ・ド・スル州からの新記録および全世界の本属内の検索表 Kitaura, MJ. et al. 2023. A new record of Sulzbacheromyces caatingae (Basidiomycota, Agaricomycetes) from Mato Grosso do Sul and a worldwide infrageneric identification key. Anais da Academia Brasileira de Ciências. Available at: https://www.scielo.br/j/aabc/a/wyvzfNzwSmymv3xBsSfmvSq/?lang=en [Accessed October 31, 2023] 【R3-11111】2023/10/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、マットグロッソ・ド・スル州における新産種としてSulzbacheromyces caatingaeを報告した。 同州産の標本は他の州のものと異なり、地衣体が淡緑色~不明瞭であることなどで特徴づけられたが、形態的変異にかかわらず遺伝的変異は小さかった。 既知の本属菌の検索表を掲載した。 (マットグロッソ・ド・スル州新産種) Sulzbacheromyces caatingae (Sulzbacher & Lücking) B.P. Hodk. & Lücking 【よく似た種との区別】 Sulzbacheromyces chocoensis 南米に分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり痂状の地衣体が不明瞭なことがあるという特徴を欠く 本種と異なり痂状の地衣体が緑色ではなくオリーブ緑色 本種と異なり担子器果が頂部で新鮮時帯黄色~帯赤橙色 本種と異なり担子器果が円筒形または僅かに扁平なのではなく紡錘形~クラバリオイドである 本種と異なり担子器果柄が頂部と同色なのではなくしばしば白色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される