2025年2月28日 （仮訳）ニューカレドニア産のCryptohymenium属1新種 Johnston, PR. et al. 2022. A new species of Cryptohymenium (Leotiomycetes, Helotiales) from New Caledonia. Ascomycete.org. Available at: https://ascomycete.org/Journal/Article/art-0358 [Accessed February 28, 2025] 【R3-12570】2025/2/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ ニューカレドニアで採集された盤菌の一種を検討し、Cryptohymenium meruuとして新種記載した。 本種はCryptohymenium属の2番目の種であり、同属でニュージーランド固有種のC. pycnidiophorumとは形態的に非常に類似していた。 本属の分布がニューカレドニアに拡大したことは、両地域が同じジーランディア大陸の一部であることを反映していると考えられた。 New Caledonia, commune du Mont Dore, Bois du Sud （新種） Cryptohymenium meruu P.R. Johnst. & Eyssart. 語源…カナック族のNumèè語で「緑」（新鮮時の子器の色から） 【よく似た種との区別】 Cryptohymenium pycnidiophorum 子実体全体の形態が類似している 個々の子嚢盤の形態が類似している ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりニューカレドニアではなくニュージーランドに分布する 本種と異なり子実層面が新鮮時黒色ではなく緑色 本種と異なり子実層が外側にフレア状に広がり、柄から下方には短い距離しか延びないのではなく柄に沿って袖状の層として延びる 本種より子嚢胞子が長い ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される