2025年9月21日 (仮訳)インド産のGyrodon属1新種 Datta, S., Das, K. & Vizzini, A. 2025. A new species of Gyrodon (Paxillaceae, Basidiomycota) from India. Taiwania. Available at: https://taiwania.ntu.edu.tw/pdf/tai.2025.70.646.pdf [Accessed September 21, 2025] 【R3-13186】2025/9/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インドのウッタラーカンド州で採集された菌を検討し、Gyrodon sharmaeとして新種記載した。 本種はハンノキ属の樹下に発生し、管孔が垂生し、傷つくと緑変し、胞子紋が帯オリーブ褐色、担子胞子が平滑で、クランプを有することなどで特徴づけられた。 分子系統解析では本種はアジア産Gyrodon属クレードにおいて独自の系統を形成した。 India, Uttarakhand, Almora District, Binsar Wildlife Sanctuary (新種) Gyrodon sharmae Su. Datta, K. Das & Vizzini 語源…J. R. Sharma氏に献名 【よく似た種との区別】 Gyrodon suthepensis アジアに分布する 同じカバノキ科の樹下に発生する 形態的に類似している 本種と異なりインドではなくタイなどに分布する 本種と異なりハンノキ属ではなくカバノキ属の樹下に発生する 本種より柄が長い 本種と異なり柄に網目模様を欠く 本種より管孔が短い 本種より担子器小柄が短い 本種より担子胞子の幅が広い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Gyrodon lividus(ハンノキイグチ) 同じハンノキ属樹木と関係を持つ 形態的に類似している 本種と異なりタイではなくイギリス、ドイツ、イタリア、米国などに分布する 本種と異なり柄が平滑で鱗片や網目模様を欠く 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Gyrodon minutus アジアに分布する 本種と形態的に非常に異なる 本種より子実体のサイズが小さい Gyrodon ripicola アジアに分布する 本種と形態的に非常に異なる 本種と異なり子実層托が管孔状ではなく顕著な襞状