2025年3月3日 (仮訳)ロシアの北極圏に産したMuellerella属1新種、および本属地衣生菌の検索表 Zhurbenko, MP. 2025. A new species of Muellerella from the Russian Arctic, with a key to the lichenicolous species of the genus. Opuscula Philolichenum. Available at: https://sweetgum.nybg.org/science/op/biblio_list.php?author=&year=2025&title=&keywords=&LimitPerPage=20 [Accessed March 3, 2025] 【R3-12579】2025/3/3投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ロシア、クラスノヤルスク地方においてBryobilimbia fissurisedaに発生した地衣生菌の一種を検討し、Muellerella sibiricaとして新種記載した。 本種は子嚢殻が固着し比較的大型で、子嚢が最大128胞子性、子嚢胞子に(0-)1(-3)隔壁を有することなどで特徴づけられた。 本属菌15種の検索表を掲載した。 Russia, Krasnoyarsk Territory, Taimyr Peninsula, Byrranga Mts., N of Levinson-Lessing Lake (新種) Muellerella sibirica Zhurb. 語源…シベリアの 【よく似た種との区別】 Muellerella atricola 地衣生菌である 子嚢が多胞子性 子嚢胞子に隔壁を有する 本種と異なりBryobilimbia属ではなくTephromela属地衣などに生じる 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(0–)1(–3)ではなく(0-)1 Muellerella antarctica 子嚢が多胞子性 子嚢胞子に隔壁を有する 本種より子嚢胞子のサイズがずっと小さい Muellerella lecanactidis 子嚢が多胞子性 子嚢胞子に隔壁を有する 本種より子嚢胞子のサイズがずっと小さい Muellerella lichenicola(ホウネンチイヤドリ) 子嚢が多胞子性 子嚢胞子に隔壁を有する 本種と異なりロシアではなくモンゴルなどに分布する 本種と異なりBryobilimbia属ではなくGyalolechia属地衣などに生じる 本種より子嚢胞子のサイズがずっと小さい Muellerella vesicularia 子嚢が多胞子性 子嚢胞子に隔壁を有する 本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい Muellerella thalamita 子嚢が多胞子性 子嚢胞子に隔壁を有する 本種より子実体のサイズがずっと小さい 本種より子嚢がずっと短い 本種より子嚢胞子の幅が広い Muellerella frullaniae 子嚢が多胞子性 本種と異なり地衣ではなくコケに生じる 本種より子嚢胞子の幅がずっと狭い Muellerella rubescens 子嚢が多胞子性 本種と異なり地衣ではなくコケに生じる 本種より子嚢胞子の幅がずっと狭い Muellerella solenopsorae 地衣生菌である 子嚢胞子に隔壁を有する 本種と異なりBryobilimbia属ではなくSolenopsora属地衣などに生じる 本種と異なり子嚢殻が3/4埋生するかしばしばほぼ固着するのではなく埋生する 本種より子嚢殻のサイズが小さい 本種と異なり子嚢が最大128胞子性ではなく最大32胞子性 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(0–)1(–3)ではなく(0-)1-3