(仮訳)再発見された種、Acarospora nicolai
Knudsen, K. & Morse, CA. 2009. Acarospora nicolai (Acarosporaceae), a rediscovered species. The Bryologist. Available at: http://www.jstor.org/stable/20485782 [Accessed September 4, 2024] 【R3-12039】2024/9/4投稿

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3行まとめ

メキシコから記載されたAcarospora nicolaiを米国カンザス州およびオクラホマ州から再発見した。
また、米国テキサス州から記載されていたA. caesiofuscaをそのシノニムとした。
本種のレクトタイプ標本を指定した。

(その他掲載種)

Acarospora nicolai B. de Lesdain
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Acarospora fuscata(ホウネンゴケ)
北米に分布する
地衣成分としてジロホール酸を含む
本種と異なり湿潤な環境を好む
本種と異なり地衣体下面が常に黒い
本種と異なり粉霜を通常欠く
Acarospora thamnina
北米に分布する
地衣成分としてジロホール酸を含む
本種より地衣体の色に変異が大きい
本種と異なり地衣体に光沢を有する
本種と異なり柄を形成する
Acarospora bullata
北米に分布する
地衣成分としてジロホール酸を含む
本種と異なり地衣体が一般にやや輪郭明瞭である
本種と異なり地衣体の小区画が厚い
本種と異なり地衣体の小区画が”gomphate”である
本種と異なり子器表面が小さな隆起に覆われる
本種と異なり子器に粉霜を伴うことが稀である
Acarospora peliscypha
北米に分布する
地衣成分としてジロホール酸を含む
本種と異なり地衣体の小区画が厚い
本種と異なり地衣体の小区画が”gomphate”である
本種と異なり子器盤に厚い不稔の付着物を伴う
Acarospora interspersa
北米に分布する
地衣成分としてジロホール酸を含む
本種と異なり藻類層が途切れている
Acarospora nevadensis
北米に分布する
地衣成分としてジロホール酸を含む
本種と異なり藻類層が途切れている
Acarospora obpallens
北米に分布する
地衣成分としてジロホール酸を含む
本種と異なり地衣体が小孔を有する疣状である
Acarospora erythrophora
北米に分布する
地衣成分としてジロホール酸を含む
本種と異なり皮層が黄色
本種と異なり地衣成分としてリゾカルプ酸を含む
Acarospora robiniae
北米に分布する
地衣成分としてジロホール酸を含む
本種と異なり皮層が黄色
本種と異なり地衣成分としてリゾカルプ酸を含む
Acarospora tuckerae
北米に分布する
地衣成分としてジロホール酸を含む
本種と異なり皮層が黄色
本種と異なり地衣成分としてリゾカルプ酸を含む
Acarospora succedens
地衣成分としてジロホール酸を含む
本種と異なりDimelaena oreinaに寄生する
本種と異なり子嚢あたりの胞子数が100未満である
Acarospora obpallens
形態的に類似している(この種に粉霜が豊富な時に混同のおそれがある)
地衣体に粉霜を有することがある
本種と異なり地衣成分としてジロホール酸を欠く
Acarospora strigata
形態的に類似している(この種に粉霜が豊富な時に混同のおそれがある)
本種より子嚢胞子の幅が常に広い
Acarospora wetmorei
メキシコに分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種より地衣体のサイズが大きい
本種と異なり地衣体が有柄の鱗片状
Acarospora umbilicata
本種より地衣体が乾燥時上向きに曲がるのではなく凸形の波状で縁部が丸いか裂片状
本種と異なり地衣体の地の色が暗褐色ではなく黄褐色