2024年12月10日 (仮訳)フェノスカンジアの地衣類相への追加 (2) Westberg, M. & Svensson, M. 2012. Additions to the lichen flora of Fennoscandia II. Graphis Scripta. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Mans-Svensson-2/publication/276917537_Additions_to_the_lichen_flora_of_Fennoscandia_II/links/555b4c8408aec5ac22321ded/Additions-to-the-lichen-flora-of-Fennoscandia-II.pdf [Accessed December 10, 2024] 【R3-12328】2024/12/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Micarea farinosaおよびRimularia globulosaをフェノスカンディア新産種として報告した。 また、Arthonia neglectulaをスウェーデン新産種、Myriospora dilatataおよびM. tangerinaをフィンランド新産種としてそれぞれ報告した。 Acarospora rhizobolaについては以前はLecanora glaucocarpa var. endocarpoidesとして知られていたが、フィンランドにおける分布を再確認した。 (その他掲載種) Acarospora rhizobola (Nylander) Alstrup 【よく似た種との区別】 Myriospora scabrida 形態的に一見類似することがある 本種と系統的に近縁でない (スウェーデン新産種) Arthonia neglectula Nylander (フェノスカンディア、スウェーデン新産種) Micarea farinosa Coppins & Aptroot 【よく似た種との区別】 Micarea lithinella 本種と異なり突き出した岩の下面に選好性を有する 本種と異なり地衣体が穀粉状 本種と異なり子器が橙色 本種より子嚢胞子のサイズが小さい (フィンランド新産種) Myriospora dilatata (M. Westberg & Wedin) K. Knudsen & L. Arcadia 【よく似た種との区別】 Acarospora sinopica 同所的に分布する 同時に発生することがある 形態的に類似している(混同のおそれがある) 地衣体がさび赤色 本種より子実層の丈が低い 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種と異なり側糸が分枝しない (フィンランド新産種) Myriospora tangerina (M. Westb. & Wedin) K. Knudsen & Arcadia 【よく似た種との区別】 Myriospora smaragdula 形態的に類似している 本種より鱗片のサイズが大きく厚い 本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸を欠く Myriospora dilatata フィンランドに分布する 形態的に類似している(時に混同のおそれがある) 本種より鱗片が通常散在する 本種より鱗片のサイズが通常大きい 本種より子器のサイズが小さい 本種より子実層の丈が高い (フェノスカンディア、スウェーデン新産種) Rimularia globulosa Coppins 【よく似た種との区別】 Rimularia gyrizans 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり地衣成分として通常ノルスチクチン酸やジロホール酸を含む Rimularia impavida 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり地衣成分として通常ノルスチクチン酸やジロホール酸を含む