2024年8月16日 (仮訳)コロンビアの雲霧林に産した昆虫関連の分生子形成性の新種、Arthromyces pulverulentus Franco-Molano, AE., Baroni, TJ. & Van de Peppel, LJJ. 2023. Arthromyces pulverulentus sp. nov. (Basidiomycota, Agaricales, Lyophyllaceae), a new insect associated conidia-producing species from the cloud forests of Colombia. Phytotaxa. Available at: https://phytotaxa.mapress.com/pt/article/view/phytotaxa.662.3.6 [Accessed August 16, 2024] 【R3-11981】2024/8/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ コロンビアの雲霧林で採集された菌を検討し、Arthromyces pulverulentusとして新種記載した。 本種は未同定の昆虫の糞粒塊に関連し、傘縁部に厚い菌糸体状の巻き毛を伴い、大量の褐色分節胞子を形成することなどで特徴づけられた。 分子系統解析で本種はArthromyces属内の早期分岐系統に位置づけられた。 Colombia, Antioquia, Municipio de Envigado, El Salado, sector de las Cuevas del Higuerón (新種) Arthromyces pulverulentus A.E. Franco-Molano, T.J. Baroni & L.J.J. van de Peppel 語源…粉にまみれた 【よく似た種との区別】 Arthromyces claviformis 虫糞に発生する 分節型分生子を形成する ITS+nrLSU+TEF1αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘縁部に白色で厚い菌糸体状の巻き毛を伴うという特徴を欠く 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり分節型分生子が傘縁部ではなく典型的には傘中央部に生じる 本種と異なり分節型分生子表面が平滑ではなく装飾を有する Arthromyces glabriceps 南米に分布する 虫糞に発生する ITS+nrLSU+TEF1αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりコロンビアではなくブラジル、ガイアナに分布する 本種と異なり傘縁部に白色で厚い菌糸体状の巻き毛を伴うという特徴を欠く 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり分節型分生子を子実体上に形成しない ITS+nrLSU+TEF1αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Arthromyces matolae 虫糞に発生する 分節型分生子を形成する ITS+nrLSU+TEF1αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりコロンビアではなくベリーズおよび米国に分布する 本種と異なり傘縁部に白色で厚い菌糸体状の巻き毛を伴うという特徴を欠く 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり分節型分生子が傘縁部ではなく典型的には傘中央部に生じる 本種と異なり分節型分生子表面が平滑ではなく装飾を有する ITS+nrLSU+TEF1αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される