2024年10月10日 (仮訳)ポーランド新産のメガスポラ科の地衣類2種、Aspicilia fluviatilisおよびCircinaria leprosescens Szczepańska, K., Kukwa, M. & Ossowska, EA. 2024. Aspicilia fluviatilis and Circinaria leprosescens, two lichen species of the family Megasporaceae new to Poland. Acta Mycologica. Available at: https://www.journalssystem.com/amy/-Aspicilia-fluviatilis-and-Circinaria-leprosescens-two-lichen-species-of-the-family,192461,0,2.html [Accessed October 10, 2024] 【R3-12145】2024/10/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Aspicilia fluviatilisおよびCircinaria leprosescensをポーランド新産種として報告した。 前者はごく稀な種で、山地の珪質岩上に生息し、19世紀の標本を基にイタリア新産種としても報告された。 後者はポモージェ県において海岸の岩上に生息し、BLAST検索やハプロタイプネットワーク解析により同定が確かめられた。 (ポーランド新産種) Aspicilia fluviatilis A. Nordin & Owe-Larsson 【よく似た種との区別】 Aspicilia granulosa 地衣成分としてノルスチクチン酸を皮層に含む(混同のおそれがある) 本種と異なりポーランドにおける分布が知られていない 本種と異なり地衣体の中央部が小粒状~やや裂芽状または疣状である 本種と異なり地衣体縁部の内側が白色という特徴を欠く 本種と異なり子器盤に粉霜を伴うという特徴を欠く 本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸を欠く Aspicilia subradians 地衣成分としてノルスチクチン酸を皮層に含む(混同のおそれがある) 本種と異なりポーランドにおける分布が知られていない 本種と異なり地衣体上面が非常に暗色でほぼ黒色 本種と異なり地衣体縁部の小区画が通常不明瞭である 本種と異なり地衣体縁部の内側が白色という特徴を欠く 本種と異なり子器盤に粉霜を伴うという特徴を欠く 本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸を欠く Aspicilia polychroma var. rubrireagens 岩上生地衣である 地衣成分が類似している 本種と異なり中性に近い環境に生息する 本種と異なり石灰岩上に生じる 本種と異なり地衣体が常に小区画状または疣状~小区画状であり細長い縁部の小区画を欠く 本種と異なり子器盤が黒色 本種と異なり子器盤に粉霜を欠く (ポーランド新産種) Circinaria leprosescens (Sandstede) A. Nordin, S. Savić & Tibell 【よく似た種との区別】 Lepraria spp. 形態的に類似している(混同のおそれがある) 地衣体が明色 地衣体に粉芽状の小粒を伴う 本種と異なり地衣体が”leprose”である 本種と異なり皮層を全く欠く 本種と地衣成分が異なる Lepra corallina(サンゴトリハダゴケ) 地衣体が淡灰色 地衣体に小粒を伴う 裂芽が短い 裂芽が円筒形 本種と生息環境の選好性が異なる 本種と子器の外観が異なる 本種と子嚢胞子の外観が異なる 本種と異なり地衣成分としてタムノール酸を含む Aspicilia aquatica 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と生息環境が異なる 本種と肉眼的形態が異なる 本種と顕微鏡的形態が異なる Oxneriaria supertegens 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と生息環境が異なる 本種と肉眼的形態が異なる 本種と顕微鏡的形態が異なる Circinaria caesocinerea 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と生息環境が異なる 本種と肉眼的形態が異なる 本種と顕微鏡的形態が異なる