(仮訳)多孔菌の新属、Bondarcevomyces
Parmastо, E. & Parmasto, I. 1999. Bondarcevomyces, A New Genus of Polypores (Hymenomycetes, Basidiomycota). Mycotaxon. Available at: http://www.cybertruffle.org.uk/cyberliber/59575/0070/0219.htm [Accessed January 4, 2025] 【R3-12404】2025/1/4投稿

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3行まとめ

Hapalopilus taxiに対して新属Bondarcevomycesを提唱した。
本属は褐色腐朽菌であり、子実体が柔らかいチーズ状で特徴的な変色性を示し、強い甘い臭いを発することなどで特徴づけられた。
顕微鏡的には担子胞子が帯褐色厚壁でデキストリノイド、1菌糸型で、粘質原菌糸を有することなどでも特徴づけられた。

(新組み合わせ)

Bondarcevomyces taxi (Bondartsev) Parmasto
カワリサルノコシカケ
旧名:Hapalopilus taxi Bondartsev
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Tyromyces spp.
木材腐朽菌である
本種と異なり褐色腐朽菌ではなく白色腐朽菌である
本種と異なり担子胞子がデキストリノイドではなく非デキストリノイド
本種と異なり担子胞子が厚壁ではなく薄壁
本種と異なり粘質原菌糸を有するのではなくほとんどの場合欠く
Parmastomyces spp.
子実体が様々に変色する
本種と異なり管孔層の上にゼラチン質の線をあらわす
本種と異なり担子胞子が帯褐色ではなく無色
本種と異なり粘質原菌糸を有するのではなく欠く
Phaeolus schweinitzii(カイメンタケ)
褐色腐朽菌である
材生息菌である
グレオシスチジアを有する
本種と子実体の色に関連する色素が異なる
本種と異なり担子胞子が帯褐色ではなく無色
本種と異なり担子胞子がデキストリノイドではなく非デキストリノイド
Hapalopilus olivascens
子実体の色と変色性が類似している
本種と異なり担子胞子が帯褐色ではなく無色
本種と異なり担子胞子が厚壁ではなく薄壁
本種と異なり担子胞子がデキストリノイドではなく非デキストリノイド
本種と異なり菌糸が強く膨大する
Loweporus spp.
担子胞子が帯褐色
本種と異なり菌糸構成が1菌糸型ではなく2菌糸型
本種と異なり粘質原菌糸を有するのではなく欠く
Phaeotrametes spp.
本種と異なり担子胞子がデキストリノイドではなく非デキストリノイド
本種と異なり粘質原菌糸を有するのではなく欠く
本種と異なり菌糸構成が1菌糸型ではなく3菌糸型
Pseudopiptoporus devians
本種と異なり菌糸構成が1菌糸型ではなく2菌糸型