(仮訳)ブラジル産のウメノキゴケ科地衣の新種、Canoparmelia sanguinea
Benatti, MN., Marcelli, MP. & Elix, JA. 2008. Canoparmelia sanguinea, a new Parmeliaceae from Brazil. Mycotaxon. Available at: https://researchportalplus.anu.edu.au/en/publications/canoparmelia-sanguinea-a-new-parmeliaceae-from-brazil [Accessed November 13, 2024] 【R3-12247】2024/11/13投稿

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3行まとめ

ブラジル、サンパウロ州において倒木の幹に発生した地衣の一種を検討し、Canoparmelia sanguineaとして新種記載した。
本種はC+およびKC+赤色であり、薄層クロマトグラフィーおよび高速液体クロマトグラフィーで未知成分を含む多数の酸が検出された。
本種はC. carolinianaに形態的に類似していたが、地衣体の色や表面性状、裂芽の形態、呈色反応などが異なっていた。
Brazil, São Paulo State, Municipality of Mairiporã, Cantareira Range

(新種)

Canoparmelia sanguinea Marcelli, Benatti & Elix
語源…血の(CおよびKCに対する呈色反応から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Canoparmelia caroliniana
形態的に類似している(この種の暗色の標本と混同のおそれがある)
地衣体のサイズが類似している
地衣体の全体的な形状が類似している
裂芽を有する
白斑が顕著である
本種より地衣体が明色
本種ほど裂芽が密集しない
本種より裂芽が明色
本種と異なりC+赤色ではなくC陰性
本種と異なりKC+赤色ではなく微かに紫色またはばら色
Canoparmelia concrescens
本種と異なり地衣体表面が粗面ではなく平坦である
本種と異なり白斑を有するのではなく欠く
本種と異なり地衣成分として髄層に複数の酸を含むのではなくジバリカト酸のみを含む