2025年5月31日 (仮訳)ラッカセイに根腐病を引き起こす新種、Setophoma henanensisの特性調査 Li, M. et al. 2025. Characterization of Setophoma henanensis sp. Nov., causing root rot on peanut. BMC Microbiology. Available at: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12107722/ [Accessed May 31, 2025] 【R3-12844】2025/5/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国河南省のラッカセイ畑から根腐病を引き起こす菌を発見し、Setophoma henanensisとして新種記載した。 本種は接種試験の結果、ラッカセイ以外にもトウモロコシ、コムギ、トウガラシ、ネギの4種の作物にも根腐病を引き起こすことが確認された。 本種は中国で登録されているジフェノコナゾール、テトラマイシン、ピラクロストロビン、カルボキシンの4種の殺菌剤全てに感受性を示した。 中国河南省南陽市 (新種) Setophoma henanensis M Li & L Zhou 語源…河南産の 【よく似た種との区別】 Setophoma terrestris 宿主に根腐病を引き起こす ITS+nrLSU+TUB2+TEF-1α+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりラッカセイではなくカボチャ、ニンニク、トマト、アブラナなどを宿主とする 本種と異なり分生子果が不規則形でない 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子に複数の油滴を含むという特徴を欠く ITS+nrLSU+TUB2+TEF-1α+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される