2024年11月29日 (仮訳)ダークセプテート・エンドファイトの新種Cladophialophora guangxienseはトマト青枯病を軽減し、生長を促進する Wei, X. et al. 2024. Cladophialophora guangxiense sp. nov., a New Species of Dark Septate Endophyte, Mitigates Tomato Bacterial Wilt and Growth Promotion Activities. Agronomy. Available at: https://www.mdpi.com/2073-4395/14/12/2771 [Accessed November 29, 2024] 【R3-12295】2024/11/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国、広西チワン族自治区においてサトウキビの根圏土壌から分離されたダークセプテート・エンドファイトの一種を検討し、Cladophialophora guangxienseとして新種記載した。 本種はトマト苗の根に共生し、抗酸化酵素活性を高め、トマト青枯病の抑制効果と宿主生長促進効果を示した。 また、本種はトランスクリプトーム解析により、サリチル酸代謝、エチレン応答経路、フェニルプロパノイド生合成などを誘導し、トマトの防御反応を活性化することが明らかになった。 中国広西チワン族自治区南寧市横県百合鎮 (新種) Cladophialophora guangxiense Y.Y. Long, Yanlu Chen & L. Xie 語源…広西産の 【よく似た種との区別】 Cladophialophora inabaensis ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子柄が半分化分生子柄である 本種と異なり分生子が卵形、円筒形、類円筒形、ソーセージ形ではなく類球形で、長さ/幅比が1未満~2:1である ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cladophialophora tortuosa 分生子鎖がしばしば屈曲する 分生子が卵状~楕円形