(仮訳)広義Gyalideopsis属から分離された盾状のハイフォフォアを有する新属Clypeoria
Miyazawa, K. & Ohmura, Y. 2024. Clypeoria, a new genus, with clypeate hyphophores separated from Gyalideopsis s. lat. (Gomphillaceae, lichenized Ascomycota). Opuscula Philolichenum. Available at: https://sweetgum.nybg.org/science/op/biblio_list.php?BucVolume_tab=23 [Accessed December 9, 2024] 【R3-12326】2024/12/9投稿

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3行まとめ

ヒゲゴケ科のGyalideopsis japonicaG. lambinoniiに対して新属Clypeoriaを提唱した。
本属はハイフォフォアが盾状で子器が基質に固着し、子嚢が単胞子性であることなどで特徴づけられた。
本種はGyalideopsis属とは形態的にも系統的にも異なっていた。

(新組み合わせ)

Clypeoria japonica (H. Harada & Vězda) K. Miyaz. & Y. Ohmura
旧名:Gyalideopsis japonica H. Harada & Vězda
語源…(属名)盾形(ハイフォフォアの形状から)
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【よく似た種との区別】
Clypeoria lambinonii
子器が固着する
ハイフォフォアが盾形
子嚢が単胞子性
“diahyphae”を多数生じる
地衣成分を欠く
mtSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子器の縁部が不明瞭で地衣体に広がるのではなく地衣体から僅かに隆起する
mtSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Gyalideopsis peruviana
mtSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりハイフォフォアを有するのではなく欠く
本種と異なり子嚢が単胞子性ではなく6-8胞子性
mtSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新組み合わせ)

Clypeoria lambinonii (Vězda) K. Miyaz. & Y. Ohmura
旧名:Gyalideopsis lambinonii Vězda
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【よく似た種との区別】
Clypeoria japonica
子器が固着する
ハイフォフォアが盾形
子嚢が単胞子性
“diahyphae”を多数生じる
地衣成分を欠く
mtSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子器の縁部が地衣体から僅かに隆起するのではなく不明瞭で地衣体に広がる
mtSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Gyalideopsis peruviana
mtSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりハイフォフォアを有するのではなく欠く
本種と異なり子嚢が単胞子性ではなく6-8胞子性
mtSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される