2021年5月3日 (仮訳)マルタおよび南米産の新種、Coprinellus andreorum Sammut, C. & Karich, A. 2021. Coprinellus andreorum: a new species from Malta and South America. Italian Journal of Mycology. Available at: https://italianmycology.unibo.it/article/view/12445 [Accessed May 3, 2021] 【R3-08378】2021/5/3投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ マルタにおいてイナゴマメ属およびコナラ属植物の枯枝に生じた菌を検討し、Coprinellus andreorumとして新種記載した。 エクアドルおよびブラジル産標本由来の配列も本新種に一致した。 本種はC. aureogranulatusとともにAureogranulati節に含まれたが、両種は担子胞子の幅、側シスチジアのサイズ、柄シスチジアの形状が異なっていた。 Malta, Siggiewi, Buskett (新種) Coprinellus andreorum Sammut & Karich 語源…Andreas Melzer氏とAndré Sammut氏に献名 【よく似た種との区別】 Coprinellus aureogranulatus オゾニウムを有する 側シスチジアを有する 傘シスチジアを有する 被膜が鎖生する厚壁の細胞からなる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じAureogranulati節クレードに含まれる) 本種と異なりマルタ、エクアドル、ブラジルではなくパプアニューギニア、スリランカ、インド、中国、フィリピン、セイシェルなどに分布する 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり側シスチジアが大型でない 本種と異なり柄シスチジアに複数の指状突起を有するという特徴を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される