2024年12月31日 (仮訳)ノルウェー産のプレオスポラ目の新科新属新種であるCrassistoma norvegicum Voglmayr, H. et al. 2024. Crassistoma norvegicum (Crassistomataceae), a new genus, species and family of Pleosporales from Norway. Sydowia. Available at: https://www.verlag-berger.at/res/user/berger/media/3258.pdf [Accessed December 31, 2024] 【R3-12393】2024/12/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ノルウェーで古木の樹皮上に発生した菌を検討し、新属新種Crassistoma norvegicumとして記載した。 本種は分子系統解析で従来の属や科とは異なる独自の系統を形成し、新科クラッシストマ科に含められた。 Trematosphaeria属とは形態・生態的に異なっていた。 Norway, Møre og Romsdal county, Aure municipality, Todalen (新種) Crassistoma norvegicum Voglmayr, Andreasen, Nordén & Jaklitsch 語源…(属名)広い口/(種小名)ノルウェーの 【よく似た種との区別】 Trematosphaeria cariosa 子嚢胞子の形態が一見類似している 本種と異なりノルウェーではなく北米などに分布する 本種と異なり生木の樹皮ではなく枯れ木に生じる 本種と異なりヤマナラシ属ではなくブナ属樹木などに発生する 本種と異なり子嚢果が丸い倒洋梨形ではなく円錐形 本種と異なり子嚢果孔口の乳頭突起が幅広く、凹凸状~疣状の隆起~襟状の構造を有するという特徴を欠く 本種と異なり子嚢果基部に薄い綿毛状菌糸体を伴うという特徴を欠く 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種より子嚢胞子の赤道帯がずっと広く濃褐色 本種と異なり側糸が頂部で遊離する 本種より殻壁が炭化する