スティクティス科の2新種、Cryptodiscus muriformisおよびSchizoxylon gilenstamii

Fernández-Brime, S. et al., 2018. Cryptodiscus muriformis and Schizoxylon gilenstamii, two new species of Stictidaceae (Ascomycota). Mycological Progress. Available at: http://link.springer.com/10.1007/s11557-017-1363-4 [Accessed February 13, 2018].
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3行まとめ
  1. Cryptodiscus muriformisおよびSchizoxylon gilenstamiiの2新種を記載した。
  2. 前者はドイツトウヒおよびダグラスファーの枝に生じ、子嚢盤が黄橙色、子嚢胞子が石垣状であることなどで特徴づけられた。
  3. 後者はスウェーデン、エーランドにおいてGlobularia vulgarisに生じ、子実上層に特有の赤紫色色素を含むことなどで特徴づけられた。
掲載種 (3)
NEW(新種)
Cryptodiscus muriformis↗
Fdez.-Brime, Olariaga, Baral, Friebes, Jaklitsch, Senn-Irlet & Wedin
語源…石垣状の(子嚢胞子の形態から)
📍Sweden, Uppland, Ekerö par., Hagalundsskogen 59.38139, 17.49556地図で開く ↗
比較 (2)
↗
○スウェーデンに分布する
○子嚢盤が帯黄橙色
○子実層がルゴール+赤褐色
○ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なりドイツトウヒおよびダグラスファーではなくヨーロッパアカマツを宿主とする
✕本種より子嚢胞子の幅が狭い
✕本種と異なり子嚢胞子が楕円形でない
✕本種と異なり子嚢胞子が石垣状ではなく横3隔壁を有する
✕ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○スウェーデンに分布する
○子嚢盤が帯黄橙色
○ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なり子嚢胞子が石垣状ではなく横1隔壁を有する
✕ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Schizoxylon gilenstamii
Fdez.-Brime, Baloch & Wedin
語源…地衣学者、菌学者のGunnar Gilenstam氏に献名
📍Sweden, Öland, Gynge Alvar Nature Reserve 56.54214, 16.47839地図で開く ↗
比較 (4)
↗
○スウェーデンに分布する
○草本の残渣に生じる
○子嚢盤縁部が微粉状のことがある
○無隔壁の二次胞子を生じることがある
○ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
✕本種より子嚢盤のサイズが大きい
✕本種と異なり子嚢盤縁部の微粉が類白色ではなく白色~黄色
✕本種と異なり子嚢盤縁部の微粉がKOH+黄色
✕本種と異なり子実上層に赤紫色の色素を含むという特徴を欠く
✕本種と異なり側糸先端が赤紫色ではなく帯オリーブ褐色
✕本種と異なり外被層上部がK+青緑色という特徴を欠く
✕ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○子嚢盤縁部が微粉状のことがある
○無隔壁の二次胞子を生じることがある
✕本種と異なり草本の茎ではなく木質基質に生じる
✕本種と異なり子嚢盤が完全な破出性ではなく成熟時部分的に埋生する
✕本種より子嚢盤のサイズが大きい
✕本種と異なり子嚢盤が球形ではなく扁平で縁部が平らまたは屈曲する
✕本種と異なり子嚢盤縁部が黒色ではなく白色
✕本種と異なり子実上層に赤紫色の色素を含むという特徴を欠く
✕本種と異なり外被層上部がK+青緑色という特徴を欠く
↗
○子嚢盤が破出性
○子嚢盤のサイズが同一
○子嚢盤が黒色
○無隔壁の二次胞子を生じることがある
✕本種と異なりノルウェーにおける分布が知られている
✕本種と異なり草本の茎ではなく木質基質に生じる
✕本種と異なり子嚢盤断面の縁部が帯オリーブ褐色ではなく褐色
✕本種と異なり子実上層に赤紫色の色素を含むという特徴を欠く
✕本種より子嚢が短い
✕本種より子嚢胞子が短い
✕本種と異なり外被層上部がK+青緑色という特徴を欠く
✕本種と異なり子嚢盤に無色結晶を含む
↗
○子嚢盤が破出性
○子嚢盤のサイズが同一
○子嚢盤が黒色
○無隔壁の二次胞子を生じることがある
✕本種と異なり草本の茎ではなく木質基質に生じる
✕本種と異なり子嚢盤断面の縁部が帯オリーブ褐色ではなく褐色
✕本種より子嚢が短い
✕本種より子嚢胞子が短い
✕本種と異なり子実上層に赤紫色の色素を含むという特徴を欠く
✕本種と異なり外被層上部がK+青緑色という特徴を欠く
その他掲載種(その他掲載種)
Stictis brunnescens
Gilenstam, Döring & Wedin
※本種の無性世代を初めて報告した。
比較 (1)
↗
○スウェーデンに分布する
○ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
✕ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
タグ
実験器具/実験手法/試薬
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