(仮訳)メキシコ産の新種、Cyanoboletus abieticola
García-Jiménez, J. et al. 2024. Cyanoboletus abieticola (Boletaceae, Basidiomycota), a new species from Mexico. Revista Mexicana de Biodiversidad. Available at: https://revista.ib.unam.mx/index.php/bio/article/view/5268 [Accessed January 13, 2025] 【R3-12431】2025/1/13投稿

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3行まとめ

メキシコ各地のモミ林に発生した菌を検討し、Cyanoboletus abieticolaとして新種記載した。
本種は子実体が速やかに青変し、傘に粘性を有し、担子胞子が円筒形~桿形であることなどで特徴づけられた。
本種はメキシコ初の本属菌であり、北米産のCyanoboletus属菌がモミ属樹木と関係を持つ初の事例となった。
Mexico, Oaxaca, Santa Catarina Ixtepeji, La Cumbre

(新種)

Cyanoboletus abieticola J. García, Ayala-Vásquez & Landeros
語源…モミ属に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cyanoboletus bessettei
北米に分布する
森林に生息する
子実体が小型である
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりメキシコではなく米国などに分布する
本種と異なりモミ属ではなくコナラ属およびマツ属樹木と関係を持つ
本種より傘のサイズが大きい
本種と異なり傘が褐黄色、淡褐色、帯赤褐色、肉桂色ではなく幼時黄褐色で成熟すると暗色の帯褐色
本種より柄が短い
本種より柄の幅が広い
本種と異なり柄が触れると速やかに強く青変するのではなく青緑色になりのちに帯赤褐色になる
本種と異なり担子器が4胞子性ではなく(2)4胞子性
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cyanoboletus cyaneitinctus
北米に分布する
子実体が小型である
柄が速やかに強く青変する
担子器が4胞子性
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりメキシコではなく米国などに分布する
本種と異なりモミ属ではなくコナラ属およびペカン属樹木と関係を持つ
本種より傘のサイズが大きい
本種と異なり傘が褐黄色、淡褐色、帯赤褐色、肉桂色ではなくビスタ色、琥珀色、マホガニー色、および暗褐色である
本種より柄が短い
本種ほど柄の青変反応が即座ではない
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される