2025年9月15日 (仮訳)アイルランドにおいて森林土壌から分離された新種Cyberlindnera hibernicaおよび新種Barnettozyma discipulorum Ryan, AP. et al. 2025. Cyberlindnera hibernica sp. nov. and Barnettozyma discipulorum sp. nov., isolated from forest soil in Ireland. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://doi.org/10.1099/ijsem.0.006898 [Accessed September 15, 2025] 【R3-13170】2025/9/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ アイルランドの森林土壌から分離された2種の酵母を検討し、Cyberlindnera hibernicaとBarnettozyma discipulorumとして新種記載した。 前者は真の菌糸を形成し、マルトースの資化能が弱く、イヌリン、コハク酸、クエン酸を資化不能で、10% NaCl耐性を有することなどで特徴づけられた。 後者はグルコースを発酵不能で、L-ソルボース、D-キシロース、L-ラムノースを資化せず、35°Cで生育不能であることなどで特徴づけられた。 Ireland, County Cork, Glengarriff Woods Nature Reserve (新種) Cyberlindnera hibernica A.P. Ryan, C. Carvalho, Y. Zhao, J. Decuseara, M. Osborne, P. Heneghan, K.P. Byrne, K.H. Wolfe, T. Ó Cróinín, J.P. Sampaio & G. Butler 語源…アイルランドの 【よく似た種との区別】 Cyberlindnera galapagoensis 1385個のシングルコピーオーソログおよびITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりマルトースの資化能が弱いのではなく資化する 本種と異なりイヌリン、コハク酸、クエン酸を資化不能 本種と異なり10% NaCl添加培地で生育可能ではなく限定的な生育を示す 1385個のシングルコピーオーソログおよびITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cyberlindnera qingyuanensis ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりマルトースの資化能が弱いのではなく資化する 本種と異なりイヌリン、コハク酸、クエン酸を資化不能 本種と異なり10% NaCl添加培地で生育可能ではなく生育不能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ireland, County Cork, Glengarriff Woods Nature Reserve (新種) Barnettozyma discipulorum A.P. Ryan, C. Carvalho, Y. Zhao, J. Decuseara, M. Osborne, P. Heneghan, K.P. Byrne, K.H. Wolfe, T. Ó Cróinín, J.P. Sampaio & G. Butler 語源…学生たちの(発見に学部生が貢献したことから) 【よく似た種との区別】 Barnettozyma vustinii 1385個のシングルコピーオーソログに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりグルコースを発酵可能 本種と異なりL-ソルボース、D-キシロース、L-ラムノースを資化可能 本種と異なりリビトールの資化能が弱いという特徴を欠く 本種と異なりラクトースを資化不能 1385個のシングルコピーオーソログに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Barnettozyma sucrosica 1385個のシングルコピーオーソログに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりグルコースを発酵可能 本種と異なりL-ソルボース、D-キシロース、L-ラムノースを資化可能 本種と異なりリビトールの資化能が弱いという特徴を欠く 本種と異なりラクトースを資化不能 1385個のシングルコピーオーソログに基づく分子系統解析で明瞭に区別される