2025年2月9日 (仮訳)沖縄県のショウジョウバエ属昆虫から分離された新種の酵母、Hanseniaspora drosophilaeの発見と同定 Seike, T. et al. 2025. Discovery and identification of a novel yeast species, Hanseniaspora drosophilae sp. nov., from Drosophila in Okinawa, Japan. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.006661 [Accessed February 9, 2025] 【R3-12513】2025/2/9投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 沖縄県において野生のショウジョウバエから分離された酵母を検討し、Hanseniaspora drosophilaeとして新種記載した。 本種は培養下で子嚢胞子を形成し、10°Cの低温でも生育可能で、0.1%シクロヘキシミドに耐性を有することなどで特徴づけられた。 分子系統解析および全ゲノム解析の結果から、本種が既知種のH. hatyaiensisと異なることを示した。 沖縄県西原町琉球大学西原キャンパス (新種) Hanseniaspora drosophilae Seike, Takekata & Kono 語源…ショウジョウバエ属の 【よく似た種との区別】 Hanseniaspora hatyaiensis ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり2-ケト-D-グルコン酸、亜硝酸塩、L-リジンを資化可能 本種と異なりイヌリン、D-スクロース、D-ラフィノース、D-セロビオースを資化不能 本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育不能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 本種よりGC含量が僅かに多い 本種よりゲノムサイズが僅かに小さい