2021年4月20日 (仮訳)DNAバーコーディングはマケドニア産Pisolithus属菌の識別において有用なツールである Rusevska, K. et al., 2015. DNA barcoding is an effective tool for differentiating Pisolithus species from Macedonia. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2015/00000130/00000004/art00011 [Accessed April 20, 2021] 【R3-08339】2021/4/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 北マケドニアにおけるPisolithus属菌の正確な種数を調査する目的で、北マケドニア産標本から得られたITSバーコード配列を解析した。 P. arhizus、P. capsulifer、およびP. tinctoriusの3種を同定した。 そのうちP. capsuliferおよびP. tinctoriusを北マケドニア新産種として報告した。 (その他掲載種) Pisolithus arhizus (Scop.) Rauschert 【よく似た種との区別】 Pisolithus capsulifer 北マケドニアに分布する 形態的に類似している(形態に基づく識別がほとんど不可能) 外皮の色が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pisolithus tinctorius 北マケドニアに分布する 形態的に類似している(形態に基づく識別がほとんど不可能) 担子胞子のサイズが同一 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (北マケドニア新産種) Pisolithus capsulifer (Sowerby) Watling, Phosri & M.P. Martín 【よく似た種との区別】 Pisolithus arhizus 北マケドニアに分布する 形態的に類似している(形態に基づく識別がほとんど不可能) 外皮の色が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pisolithus tinctorius 北マケドニアに分布する 形態的に類似している(形態に基づく識別がほとんど不可能) ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (北マケドニア新産種) Pisolithus tinctorius (Pers.) Coker & Couch 【よく似た種との区別】 Pisolithus arhizus 北マケドニアに分布する 形態的に類似している(形態に基づく識別がほとんど不可能) 担子胞子のサイズが同一 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pisolithus capsulifer 北マケドニアに分布する 形態的に類似している(形態に基づく識別がほとんど不可能) ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される