2025年1月11日 (仮訳)南極、南極半島のホースシュー島に産した地衣類4種のDNAバーコーディング Yiğit, M. & Halıcı, MG. 2024. DNA barcoding of four lichenized fungi from Horseshoe Island (Antarctic Peninsula, Antarctica). Erciyes University Journal of Institute of Science and Technology. Available at: https://dergipark.org.tr/tr/download/article-file/3780807 [Accessed January 11, 2025] 【R3-12426】2025/1/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 南極半島のホースシュー島で採集された4種の地衣類について形態学的検討およびDNAバーコーディングを実施した。 Acarospora macrocyclos、Mastodia tessellata、Rhizocarpon grande、およびVerrucaria tesselatulaの4種を同定した。 2種のITSデータと1種のmtSSUデータは本研究で初めて得られた。 (その他掲載種) Acarospora macrocyclos Vainio 【よく似た種との区別】 Acarospora austroshetlandica 肉眼的形態が類似している 顕微鏡的形態が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり裂片が扁平ではなく凸形 本種より子嚢胞子が短い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Mastodia tessellata (Hooker f. & Harvey) Hooker f. & Harvey (その他掲載種) Rhizocarpon grande (Flörke ex Flotow) Arnold 【よく似た種との区別】 Rhizocarpon intersitum 子嚢胞子のサイズが大きい 地衣成分としてジロホール酸を含む ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実上層がK+赤色でない 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり髄層がI+青色でない 本種と異なり地衣成分としてアトラノリンを含む ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Rhizocarpon distinctum 南極に分布する 肉眼的形態が類似している 顕微鏡的形態が類似している 子嚢が8胞子性 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子嚢胞子のサイズがかなり小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Rhizocarpon obscuratum 南極に分布する 肉眼的形態が類似している 顕微鏡的形態が類似している 子嚢が8胞子性 本種より子嚢胞子のサイズがかなり小さい (その他掲載種) Verrucaria tesselatula Nyl. 【よく似た種との区別】 Verrucaria madida ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢が4胞子性 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Verrucaria ceuthocarpa 地衣体表面に亀裂が生じる 被子器外壁が上部のみ存在する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり地衣体の亀裂が白色または黒色なのではなく地衣体と同色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Verrucaria psychrophila 地衣体表面に亀裂が生じる 被子器外壁が上部のみ存在する 本種と異なり地衣体の亀裂が白色または黒色なのではなく地衣体と同色