2025年1月31日 (仮訳)スペインで採集された稀な盤菌、Erioscyphella lunata Tello, S. & Baral, H-O. 2016. Erioscyphella lunata (Lachnaceae), a rare discomycete collected in Spain. Ascomycete.org. Available at: https://ascomycete.org/Portals/0/Archives/AscomyceteOrg%2008-04%20157-162.pdf [Accessed January 31, 2025] 【R3-12484】2025/1/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スペイン、アンダルシア州からErioscyphella lunataをスペイン新産種として報告した。 本種は森林においてPinus nigraの針葉上に発生し、生時の子嚢の状態などvital taxonomyで新たな形質が明らかになった。 本種はE. curvisporaとは形態的に異なり、分子データでも独立種であることが確認された。 (スペイン新産種) Erioscyphella lunata (W.Y. Zhuang & Spooner) B. Perić & Baral 【よく似た種との区別】 Erioscyphella curvispora ヨーロッパに分布する 同じマツ属植物に生息する 落ちた針葉に発生する 本種と異なりスペインおよび中国ではなくモンテネグロなどに分布する 本種と異なり子実層がほぼ白色~ごく淡い黄色×本種より子嚢のサイズがずっと小さい 本種と異なり子嚢において生時に子嚢胞子が凸側を外側にして密に2列で配列する 本種より子嚢胞子のサイズがずっと小さい 本種より子嚢胞子のQ値が小さい 本種とITS領域の塩基配列が異なる 本種と異なりnrSSU領域の3’末端に394塩基以上のイントロンを有する