2025年3月2日 (仮訳)マングローブ随伴植物上の菌類の探索:新科ネオアースリニウム科とNeoarthrinium属、Oncopodiella属の2新種 Mukhopadhyay, S. et al. 2025. Exploring fungi on mangrove associates: novel family Neoarthriniaceae and two novel species in Neoarthrinium and Oncopodiella. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-025-02035-w [Accessed March 2, 2025] 【R3-12576】2025/3/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、プラチュワップキーリーカン県においてマングローブ随伴植物のAcrostichum aureumとHibiscus tiliaceusに発生した2種の菌を検討した。 1種をNeoarthrinium aquaticumとして新種記載し、本種に対して新科を提唱した。 また、Oncopodiella lignicolaを新種記載したが、本種とO. trigonellaは分生子の形態が異なっていた。 Thailand, Prachuap Khiri Khan Province, Pranburi District (新種) Oncopodiella lignicola Mukhopa., Phukhams. & E.B.G. Jones 語源…材生息性の 【よく似た種との区別】 Oncopodiella trigonella ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子に角状突起を欠き、基部に突出する細胞を有するのではなく角状突起が顕著である ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Thailand, Prachuap Khiri Khan Province, Pranburi District (新種) Neoarthrinium aquaticum Mukhopa., Phukhams., K.D. Hyde & E.B.G. Jones 語源…水生の 【よく似た種との区別】 Neoarthrinium brasiliense nrLSU+ITS+TUB2+TEF1で近縁 本種と異なりタイではなくブラジルなどに分布する 本種と異なり腐生菌ではなくエンドファイトとして知られている 本種と異なりシダの一種Acrostichum aureumではなくLafoensia pacariなどから分離される 本種と異なり分生子形成細胞が円筒形で1つの分生子形成部位を有するのではなくアンプル形、樽形または円筒形で1つまたはそれ以上の分生子形成部位を有する 本種より分生子のサイズが小さい nrLSU+ITS+TUB2+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Neoarthrinium lithocarpicola nrLSU+ITS+TUB2+TEF1で近縁 本種より分生子のサイズが小さい nrLSU+ITS+TUB2+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Neoarthrinium trachycarpi nrLSU+ITS+TUB2+TEF1で近縁 本種より分生子のサイズが小さい nrLSU+ITS+TUB2+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Neoarthrinium urticae nrLSU+ITS+TUB2+TEF1で近縁 本種より分生子のサイズが小さい nrLSU+ITS+TUB2+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Neoarthrinium moseri 分生子のサイズが類似している nrLSU+ITS+TUB2+TEF1で近縁 本種と異なり分生子が不規則で卵状、スライム状の塊をなす nrLSU+ITS+TUB2+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される