2025年8月17日 (仮訳)海草の根から塩性土壌まで:浸透圧ストレス環境から発見されたルルウォージア目の2新属 Réblová, M. et al. 2025. From seagrass roots to saline soils: discovery of two new genera in Lulworthiales (Sordariomycetes) from osmotically stressed habitats. IMA fungus. Available at: https://imafungus.pensoft.net/article/157688/ [Accessed August 17, 2025] 【R3-13080】2025/8/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ルルウォージア目の新属新種Thalassodendromyces purpureus、Halomyrma pluriseptataを記載した。 前者はモーリシャスにおいて海草のThalassodendron ciliatumの根から、後者はチェコの内陸塩性土壌からそれぞれ分離された。 環境配列の調査から、後者は限定的な分布で宿主特異的、後者は海洋から陸域まで広く分布することが示された。 Karlovy Vary Region, Cheb district, Soos National Nature Reserve near Františkovy Lázně (新種) Halomyrma pluriseptata Réblová & Vohník 語源…(属名)塩のアリ(塩性土壌に発生する小さな菌であることから)/(種小名)多隔壁の(分生子の構造から) 【よく似た種との区別】 Moromyces varius 海生菌である 形態的に類似している 本種と異なりモーリシャスではなくエジプト、日本、タイなどに分布する ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される northeast coast of Mauritius near Plage des Vignots (新種) Thalassodendromyces purpureus Vohník & Réblová 語源…(属名)Thalassodendron属の菌/(種小名)紫色の(培養下で産生する色素から) 【よく似た種との区別】 Spathulospora spp. ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり海草ではなく紅藻を宿主とする ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される