2025年10月4日 (仮訳)沈香産出樹、Aquilaria sinensisに関連する菌類群集組成 Du, TY. et al. 2025. Fungal community composition associated with the agarwood-producing tree, Aquilaria sinensis. Mycosphere. Available at: https://www.mycosphere.org/pdf/MYCOSPHERE_16_1_18.pdf [Accessed October 4, 2025] 【R3-13227】2025/10/4投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国の広東省および雲南省において沈香木のAquilaria sinensisの異なる部位から分離された960菌株の菌類を調査した。 44科64属を同定し、Banksiophoma endophyticaなど5新種を記載した。 沈香樹脂から分離された菌類を沈香関連菌類として定義することを提唱した。 中国雲南省玉渓市元江ハニ族イ族タイ族自治県 (新種) Banksiophoma endophytica T.Y. Du, Tibpromma, K.D. Hyde & Karun. 語源…エンドファイトの 【よく似た種との区別】 Banksiophoma australiensis ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子形成細胞がフィアライド型でない 本種と異なり分生子形成細胞が類円筒形~アンプル形 本種と異なり分生子が類球形、卵形、長楕円形ではなく球形~楕円形または類球形 ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Banksiophoma dissensa ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子果を有するのではなく欠く 本種と異なり分生子形成様式がほとんどの場合分節型 本種と異なり分生子が単生ではなく鎖生する 本種と異なり微小菌核を有する ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国雲南省玉渓市元江ハニ族イ族タイ族自治県 (新種) Deniquelata aquilariae T.Y. Du, Tibpromma, K.D. Hyde & Karun. 語源…Aquilaria属の 中国雲南省玉渓市元江ハニ族イ族タイ族自治県 (新種) Montagnula sinensis T.Y. Du, Tibpromma, K.D. Hyde & Karun. 語源…中国の 【よく似た種との区別】 Montagnula cylindrospora 中国に分布する 同じAquilaria sinensisを宿主とする ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国における分布が知られている 本種と異なりヒトの皮膚から分離されている 本種より分生子形成細胞が短い 本種と異なり分生子形成細胞がアンプル形で頂部が円錐形なのではなくアンプル形~樽形 本種と異なり分生子が円筒形ではなく球形~類球形、円筒形 ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国雲南省玉渓市元江ハニ族イ族タイ族自治県 (新種) Montagnula yunnanensis T.Y. Du, Tibpromma, K.D. Hyde & Karun. 語源…雲南産の 中国雲南省玉渓市元江ハニ族イ族タイ族自治県 (新種) Fomitiporia aquilariae T.Y. Du, Tibpromma, K.D. Hyde & Karun. 語源…Aquilaria属の (中国新産種) Montagnula cylindrospora Valenzuela-Lopez, Cano, Guarro & Stchigel 【よく似た種との区別】 Montagnula sinensis 中国に分布する 同じAquilaria sinensisを宿主とする ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国における分布が知られていない 本種と異なりヒトの皮膚から分離されていない 本種より分生子形成細胞が長い 本種と異なり分生子形成細胞がアンプル形~樽形なのではなくアンプル形で頂部が円錐形 本種と異なり分生子が球形~類球形、円筒形ではなく円筒形 ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される