五大湖盆地を中心としたオンタリオ州における地衣類および関連菌類のさらなる研究

Brinker, SR. 2023. Further contributions to the Ontario flora of lichens and allied fungi, with emphasis on the Great Lakes Basin. Opuscula Philolichenum. Available at: https://www.researchgate.net/publication/344406690_Brinker_2020_Contributions_to_the_Ontario_flora_of_lichens_and_allied_fungi_with_emphasis_on_the_Great_Lakes_Basin [Accessed July 29, 2023]
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3行まとめ
  1. カナダ、オンタリオ州から43種の地衣類および関連菌を報告した。
  2. 北米新産種としてAgonimia borysthenicaなど3種を報告した。
  3. また、11種をカナダ新産種として報告したほか、オンタリオ州新産種や各郡における新産種、稀産種も記録した。
掲載種 (42)
REC(北米、カナダ新産種)
Agonimia borysthenica
Dymytrova, Breuss & S.Y. Kondr.
比較 (3)
↗
○北米に分布する
○樹皮生地衣である
○子嚢が8胞子性
✕本種より子嚢胞子のサイズが小さい
↗
○北米に分布する
○樹皮生地衣である
○子嚢が8胞子性
✕本種と異なりゴニオシストが指状~珊瑚状に凝集する
✕本種より子嚢胞子のサイズが小さい
↗
○北米に分布する
○子嚢が8胞子性
✕本種と異なり樹皮生ではなく土壌または岩上のコケ、あるいは岩上に直接発生する
✕本種より子嚢胞子のサイズが小さい
REC(北米、カナダ新産種)
Arthonia cf. subconveniens
Nyl.
REC(北米、カナダ新産種)
Lecanographa abscondita↗
(Th. Fr.) Egea & Torrente
REC(カナダ新産種)
Erythricium aurantiacum↗
(Lasch) D. Hawksw. & A. Henrici
REC(カナダ新産種)
Hypotrachyna showmanii↗
Hale
比較 (3)
↗
○カナダに分布する
○形態的に類似している(混同のおそれがある)
✕本種と異なり粉芽を有する
↗
○カナダに分布する
○形態的に類似している(混同のおそれがある)
○パスチュールを形成する
✕本種と異なり裂片先端がしばしば反曲するという特徴を欠く
✕本種と異なり裂片先端に白斑を欠く
✕本種と異なりパスチュールが剥落して下皮層を露出する
↗
○カナダに分布する
○形態的に類似している(混同のおそれがある)
○パスチュールを形成する
✕本種と異なり粉芽を有する
✕本種と異なりパスチュールが崩壊しないのではなく崩壊する
✕本種と異なり髄層が常に白色ではなく黄色
REC(カナダ新産種)
Leptogium arsenei↗
Sierk
比較 (1)
↗
○五大湖盆地に分布する
○形態的に類似している(混同のおそれがある)
○地衣体がスレートグレーのことがある
✕本種と異なり地衣体が顕著な皺状ではなく平滑
✕本種より裂片が薄い
REC(カナダ新産種)
Opegrapha rupestris↗
Fr.
REC(北米東部、カナダ新産種)
Pronectria tibellii
Zhurb.
比較 (2)
○子嚢殻が橙色
○子嚢が2胞子性
✕本種と異なり子嚢殻が類白色の微粉に覆われる
✕本種と異なり子嚢胞子に2型がある
↗
○地衣生菌である
✕本種と異なり子嚢果が埋生ではなく表在性
REC(カナダ新産種)
Punctelia missouriensis↗
G. Wilh. & Ladd
比較 (7)
↗
○カナダに分布する
○裂芽を有する
✕本種より裂芽の丈が高い
✕本種と異なり裂芽先端が褐色
✕本種と異なり裂芽が分枝する
✕本種と異なり裂芽に皮層を有する
↗
○地衣体下面が淡色
✕本種と異なり地衣体が裂片状
✕本種と異なり地衣体の老成した箇所がしばしば顕著な皺状や襞状になる
✕本種と異なり裂芽を有するのではなく欠く
↗
○カナダに分布する
✕本種と異なり地衣体下面が顕著な黒色
↗
○カナダに分布する
○形態的に類似している(混同のおそれがある)
✕本種より粉芽が繊細である
↗
○カナダに分布する
✕本種と異なり地衣体上面が”scrobiculate”である
✕本種と異なり裂片先端に粉霜を伴う
✕本種と異なり粉芽が繊細である
↗
○カナダに分布する
✕本種と異なり地衣体下面が黒色である
✕本種と異なり粉芽に皮層を有する
↗
○カナダに分布する
✕本種と異なり地衣体下面が黒色である
✕本種と異なり地衣成分としてジロホール酸を有する
REC(カナダ新産種)
Thelidium zwackhii↗
(Hepp) A. Massal.
比較 (4)
↗
○カナダに分布する
○形態的に類似している(混同のおそれがある)
○被子器が表在性
✕本種より被子器のサイズが大きい
✕本種と異なり”involucrellum”が良好に発達する
↗
○カナダに分布する
○形態的に類似している(混同のおそれがある)
○被子器が表在性
✕本種と異なり子嚢が2胞子性
↗
○カナダに分布する
○形態的に類似している(混同のおそれがある)
✕本種と異なり被子器が埋生する
↗
○カナダに分布する
○形態的に類似している(混同のおそれがある)
✕本種と異なり被子器が埋生する
REC(カナダ新産種)
Tremella imshaugiae
Diederich, Coppins, R.C. Harris, Millanes & Wedin
REC(カナダ新産種)
Verrucaria bryoctona↗
(Th. Fr.) Orange
REC(カナダ新産種)
Vezdaea schuyleriana
Lendemer
比較 (2)
↗
○カナダに分布する
✕本種と異なり子器が無柄ではなく有柄
✕本種より子嚢胞子の幅が狭い
↗
○カナダに分布する
✕本種と異なり子嚢胞子が針状
✕本種と異なり子嚢胞子の細胞数が8-12
REC(カナダ新産種)
Vouauxiella lichenicola↗
(Linds.) Petr. & Syd.
ミドリクサリチイヤドリ
比較 (1)
↗
○形態的に類似している(混同のおそれがある)
○粉子器のサイズが類似している
○粉子のサイズが類似している
✕本種と異なりカナダにおける分布が知られていない
✕本種と異なり粉子に粗い疣状装飾を有する
REC(オンタリオ州新産種)
Absconditella sphagnorum↗
Vězda & Poelt
比較 (3)
↗
○カナダに分布する
✕本種と異なりミズゴケ上ではなく材上に生じる
✕本種と異なり子嚢胞子の細胞数が2ではなく4
↗
○カナダに分布する
○コケ上に発生する
✕本種と異なりミズゴケ上ではなく汚染土壌または岩上のコケに生じる
✕本種と異なり子嚢胞子の細胞数が2ではなく4
↗
○コケ上に発生する
○子器が淡色
✕本種と異なり子実層がI陰性
✕本種と異なり共生藻がクロロコッコイドではなくトレンテフォロイドである
REC(オンタリオ州新産種)
Agonimia gelatinosa↗
(Ach.) M. Brand & Diederich
比較 (1)
↗
✕本種と異なり子嚢胞子が常に無色でない
✕本種と異なり”involucrellum”を有する
✕本種と異なり果殻が2または3層からなるという特徴を欠く
REC(五大湖盆地、オンタリオ州新産種)
Didymocyrtis xanthomendozae
(Diederich & Freebury) Diederich & Freebury
REC(オンタリオ州新産種)
Distopyrenis americana↗
Aptroot
REC(オンタリオ州新産種)
Lichenochora obscuroides↗
(Linds.) Triebel & Rambold
比較 (1)
↗
○同じクロウラムカデゴケ属地衣を宿主とする
○宿主にゴールを誘導する
○形態的に類似している(混同のおそれがある)
✕本種と異なり宿主としてPhaeophyscia rubropulchraで最もよく見られる
✕本種と異なり子嚢胞子が暗褐色
✕本種と異なり子嚢胞子の細胞数が4
REC(オンタリオ州新産種)
Paranectria oropensis
(Ces.) D. Hawksw. & Piroz.
REC(オンタリオ州新産種)
Pertusaria sommerfeltii
(Sommerf.) Flörke
比較 (1)
↗
○形態的に類似している
✕本種と異なり子実上層がKOH陰性
✕本種と異なり子嚢が円筒状棍棒形
✕本種と異なり地衣成分を欠く
REC(オンタリオ州新産種)
Raesaenenia huuskonenii
(Räsänen) D. Hawksw., Boluda & H. Lindgr.
REC(オンタリオ州新産種)
Stereocaulon depreaultii↗
Delise ex Nyl.
ツブサンゴキゴケ
REC(オンタリオ州新産種)
Thrombium epigaeum↗
(Pers.) Wallr.
REC(オンタリオ州新産種)
Trichonectria rubefaciens
(Ellis & Everh.) Diederich & Schroers
その他掲載種(その他掲載種)
Abrothallus microspermus↗
Tul.
その他掲載種(その他掲載種)
Ahtiana aurescens
(Tuck.) A. Thell & Randlane
その他掲載種(その他掲載種)
Athelia arachnoidea↗
(Berk.) Jülich
その他掲載種(その他掲載種)
Blennothallia crispa↗
(Hudson) Otálora, P.M. Jørg. & Wedin
比較 (2)
↗
○カナダに分布する
○顕微鏡的形態が類似している
○共生藻がNostoc属である
✕本種と異なり子器が埋生する
✕本種と異なり子嚢胞子が単純型である
↗
○カナダに分布する
○顕微鏡的形態が類似している
○共生藻がNostoc属である
✕本種と異なり子器が埋生する
✕本種と異なり子嚢胞子が単純型である
その他掲載種(その他掲載種)
Chaenothecopsis brevipes
Tibell
比較 (1)
↗
○カナダに分布する
○地衣類と関係を持つ
○柄が短い
○共生藻がTrentepohlia属である
✕本種と異なり子嚢胞子が単純型である
その他掲載種(その他掲載種)
Cladonia dimorphoclada↗
Robbins
比較 (1)
↗
○カナダに分布する
○形態的に類似している(混同のおそれがある)
○地衣成分としてウスニン酸を有する
✕本種と異なり子柄が直立する
✕本種より子柄が盛んに分枝し膨大する
✕本種と異なり子柄の先端付近に豊富に白斑をあらわす
✕本種と異なり子柄内壁が平滑で時に粉霜を伴う
✕本種と異なり子柄内壁が硬い
✕本種と異なりUV陰性ではなくUV+青白色である
✕本種と異なり地衣成分としてしばしばスクアマト酸を有する
その他掲載種(その他掲載種)
Corticifraga fuckelii↗
(Rehm) D. Hawksw. & R. Sant.
その他掲載種(その他掲載種)
Didymocyrtis cladoniicola↗
(Diederich, Kocourk. & Etayo) Ertz & Diederich
比較 (1)
↗
○カナダに分布する
○同じハナゴケ属地衣を宿主とする
✕本種より分生子の幅が狭い
✕本種より分生子の形状が狭楕円形に近い
その他掲載種(その他掲載種)
Hypotrachyna revoluta↗
(Flörke) Hale
ハコネゴンゲンゴケ
比較 (2)
↗
○カナダに分布する
✕本種より地衣体のサイズが大きい
✕本種と異なりパスチュールが葉央に生じる
✕本種と異なりパスチュールが通常侵食されて黒色の下皮層を露出する
↗
○カナダに分布する
○形態的に類似している(混同のおそれがある)
✕本種と異なり粉芽を欠く
その他掲載種(その他掲載種)
Lepra panyrga↗
(Ach.) Hafellner
その他掲載種(その他掲載種)
Marchandiomyces corallinus↗
(Roberge) Diederich & D. Hawksw.
その他掲載種(その他掲載種)
Muellerella hospitans↗
Stizenb.
その他掲載種(その他掲載種)
Refractohilum peltigerae
(Keissl.) D. Hawksw.
比較 (1)
↗
○宿主に類似のゴールを誘導する
○形態的に類似している(混同のおそれがある)
✕本種より分生子柄が短い
✕本種より分生子柄の幅が広い
✕本種と異なり分生子形成細胞がアネライドでない
✕本種より分生子の長さ/幅比が大きい
✕本種と異なり分生子が常に無隔壁という特徴を欠く
その他掲載種(その他掲載種)
Reichlingia leopoldii↗
Diederich & Scheid.
その他掲載種(その他掲載種)
Sarcosagium campestre↗
(Fr.) Poetsch & Schied.
その他掲載種(その他掲載種)
Steinia geophana↗
(Nyl.) Stein
その他掲載種(その他掲載種)
Vezdaea acicularis↗
Coppins
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形態形質
病害/疾患またはその関連事項