(仮訳)メキシコ産の新種Geopyxis carolinae
Sánchez-Flores, M. et al. 2024. Geopyxis carolinae sp. nov. (Pezizomycetes, Ascomycota) from Mexico. Phytotaxa. Available at: https://phytotaxa.mapress.com/pt/article/view/phytotaxa.655.3.1 [Accessed June 29, 2024] 【R3-11836】2024/6/29投稿

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3行まとめ

メキシコ、メヒコ州で採集された菌を検討し、Geopyxis carolinaeとして新種記載した。
本種はAbies religiosaと関係を持ち、焼けた地面に発生し、分子系統解析で独自の系統を形成した。
本種は子嚢盤が帯灰橙色~橙色の杯状~盤状で無柄、子嚢胞子が楕円形~長楕円形で属内最大であることなどで特徴づけられた。
Mexico, State of Mexico, Texcoco Municipality, Canoas Altas, Mount Tlaloc

(新種)

Geopyxis carolinae Sánchez-Flores, García-Jiménez, C. Martínez-González, Ekanayaka & Raymundo
語源…採集者のD. Carolina González-Sánchez氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Geopyxis rehmii
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子表面が平滑ではなく疣状
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Geopyxis carbonaria(ヤケアトサカズキタケ)
北米に分布する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりメキシコではなくドイツ、チェコ、カナダ、デンマーク、フィンランド、インド、ノルウェー、ポーランド、スウェーデン、米国などに分布する
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子表面が平滑ではなく疣状
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Geopyxis korfii
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子表面が平滑ではなく疣状
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される