(仮訳)フィンランドの亜高山カバノキ林から記載された新種、Hygrophorus betulae
Larsson, E. & Bendiksen, K. 2020. Hygrophorus betulae, a new species described from subalpine birch forest in Finland. Karstenia. Available at: https://www.duo.uio.no/bitstream/handle/10852/81182/2/Hygrophorus%2Bbetulae%2BKarstenia_58-1_2020-1.pdf [Accessed October 12, 2024] 【R3-12153】2024/10/12投稿

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3行まとめ

フィンランドの亜高山帯のBetula pubescens林で発見された菌を検討し、Hygrophorus betulaeとして新種記載した。
本種は子実体が小型で粘性を有し、傘が淡色で中央部がオリーブ灰色であることなどで特徴づけられた。
本種は子実体が小型で淡色であるため見逃されやすく、稀産種とも考えられた。
Finland, Enontekiön Lappi, Enontekiö, Kilpisjärvi, Saana. Lower SW slope, about 1 km SE of the biological station

(新種)

Hygrophorus betulae K. Bendiksen & E. Larss.
語源…カバノキ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Hygrophorus mesotephrus(ヒメヌメリガサ)
スウェーデンに分布する
森林に生息する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりイギリス、デンマークにおける分布が知られている
本種と異なりカバノキ属ではなくブナ属の森林に生息する
本種より子実体のサイズがやや小さい
本種と異なり傘が淡い類白色で中央部がオリーブ灰色という特徴を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Hygrophorus olivaceoalbus(マツノコケイロヌメリガサ)
スウェーデンに分布する
傘中央部の色が類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりフィンランドにおける分布が知られている
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される