2024年12月6日 (仮訳)Saccharomycodes ludwigiiの種内ヌクレオチド多様性および中国で分離されたアピキュレート酵母の新種、Saccharomycodes pseudoludwigii Wang, M-M. et al., 2021. Intraspecific nucleotide divergence in Saccharomycodes ludwigii, and proposal of Saccharomycodes pseudoludwigii sp. nov, a new apiculate yeast isolated from China. Antonie van Leeuwenhoek. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s10482-021-01540-8 [Accessed December 6, 2024] 【R3-12317】2024/12/6投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 6つのシノニムが存在するSaccharomycodes ludwigiiについて複数遺伝子の解析を行い、9菌株全てが同種であることを確かめた。 中国山東省においてナシの果実とカキノキの樹皮から分離された酵母をS. pseudoludwigiiとして新種記載した。 本種はS. ludwigiiと形態的に類似しているが、DL-乳酸の資化能や遺伝的差異により区別された。 中国山東省安丘市 (新種) Saccharomycodes pseudoludwigii Q.M. Wang & T. Boekhout 語源…偽のSaccharomycodes ludwigii 【よく似た種との区別】 Saccharomycodes ludwigii nrSSU+D1/D2+ITS+RPB2+TEF1およびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくドイツ、イタリア、南アフリカ、ベルギー、オランダなどに分布する 本種と異なり果実および樹皮ではなく土壌、ジュース、ワイン、サイダーなどから分離される 本種と異なりDL-乳酸を資化可能 nrSSU+D1/D2+ITS+RPB2+TEF1およびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Saccharomyces ludwigii E.C. Hansen 【よく似た種との区別】 Saccharomycodes pseudoludwigii nrSSU+D1/D2+ITS+RPB2+TEF1およびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりドイツ、イタリア、南アフリカ、ベルギー、オランダなどではなく中国に分布する 本種と異なり土壌、ジュース、ワイン、サイダーなどではなく果実および樹皮から分離される 本種と異なりDL-乳酸を資化不能 nrSSU+D1/D2+ITS+RPB2+TEF1およびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される