(仮訳)特にアジアで広く栽培されているPleurotus sajor-cajuは実際に独立種なのか?
Zmitrovich, IV. & Wasser, SP. 2016. Is widely cultivated Pleurotus sajor-caju, especially in Asia, indeed an independent species? International Journal of Medicinal Mushrooms. Available at: https://www.dl.begellhouse.com/journals/708ae68d64b17c52,65a55c177b27d486,7b80bedf3fd78978.html [Accessed February 5, 2025] 【R3-12499】2025/2/5投稿

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3行まとめ

菌類バイオテクノロジー分野でPleurotus sajor-cajuとよばれている食用きのこのフェニックステール・マッシュルームについて検討した。
本種が実際にはP. pulmonariusの熱帯型エコタイプであることを示し、新変種P. pulmonarius var. stechangiiとして記載した。
また、本変種のアナモルフであるAntromycopsis sajor-cajuに対して新学名A. stechangiiを提唱した。
Himalayas

(新変種)

Pleurotus pulmonarius var. stechangii Wasser & Zmitrovich
語源…菌類学者の張樹庭教授に献名
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【よく似た種との区別】
Pleurotus pulmonarius(ウスヒラタケ)
本変種と異なり子実体が大きな集まりをなすという特徴を欠く
本変種と異なり傘が象牙白色~帯灰色または淡コーヒー色という特徴を欠く
本変種と異なり傘が扇形で中央部が窪み、縁部が顕著に波打つという特徴を欠く
本変種と異なり柄が屈曲するという特徴を欠く

(新学名)

Antromycopsis stechangii Zmitrovich & Wasser
旧名:Antromycopsis sajor-caju L.N. Nair & V.P. Kaul
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