(仮訳)島の氷を砕く:アイスランド新産のラブルベニア目菌類
Heyman, F. et al. 2026. Island Icebreaker: first records of Laboulbeniales from Iceland. Sydowia. Available at: https://www.verlag-berger.at/listview?ssearch=1&search_stichwort=3349 [Accessed June 28, 2026] 【R3-14026】2026/6/28投稿

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3行まとめ

アイスランドで採集されたLaboulbenia notiophiliRickia zanettiiをアイスランド新産種として報告した。
前者は分子系統解析の結果、複合種であり、宿主分類群に対応する少なくとも3クレードと、形態・生態的に区別される2クレードが認識された。
後者のアイスランド標本は先行記録よりサイズが小さかったが形態的に一致し、ノルウェーにおけるR. huggertiiの初記録も併せて報告された。

(アイスランド新産種)

Laboulbenia notiophili Cépède & F. Picard
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【よく似た種との区別】
Laboulbenia calathi
同じオサムシ科昆虫を宿主とする
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりミヤマメダカゴミムシ属などではなくCalathus属昆虫を宿主とする
本種より菌体のサイズが大きい
本種と異なり菌体が常に子嚢殻および細胞IIIを超えて有色であり、特に子嚢殻・外付属糸および細胞IIIとIVの後側面においてより濃色であるという特徴を欠く
本種より子嚢殻の全菌体長に対する比が大きい
本種より外付属糸が短い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Laboulbenia metableti
同じオサムシ科昆虫を宿主とする
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりミヤマメダカゴミムシ属などではなくSyntomus属昆虫を宿主とする
本種より菌体のサイズが僅かに小さい
本種より細胞IIの全菌体長に対する比が大きい
本種ほど子嚢殻が丸くない
本種より子嚢殻基部が濃色である
本種より外付属糸の下位4〜5細胞の中央部が強く色素沈着する
本種より内付属糸の分枝がより多くかつ対称的である
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Laboulbenia stilicicola
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりオサムシ科ではなくハネカクシ科Rugilus属昆虫を宿主とする
本種ほど子嚢殻が濃色でない
本種より細胞IIの全菌体長に対する比が大きい
本種より外付属糸が短い
本種ほど外付属糸の最も基部側の3細胞が細長くない
本種と異なり外付属糸に明瞭な暗色隔壁を有する
本種と異なり内付属糸が短い小枝状に伸長するという特徴を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(アイスランド新産種)

Rickia zanettii W. Rossi & Ces. Rossi
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【よく似た種との区別】
Rickia huggertii
イタリアに分布する
同じヨツメハネカクシ属昆虫を宿主とする
形態的に最もよく類似している
ITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種ほど子嚢殻が濃色でない
本種ほど子嚢殻が球形でない
本種より菌体が短い
本種と異なり托の両側面がほぼ平行であるという特徴を欠く
本種と異なり造精器を前側および後側の両面に多数有するという特徴を欠く
ITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(ノルウェー新産種)

Rickia huggertii Balazuc
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【よく似た種との区別】
Rickia zanettii
イタリアに分布する
同じヨツメハネカクシ属昆虫を宿主とする
形態的に最もよく類似している
ITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より子嚢殻が濃色である
本種より子嚢殻が球形である
本種より菌体が長い
本種と異なり托の両側面がほぼ平行である
本種と異なり造精器を前側および後側の両面に多数有する
ITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される