2025年7月23日 (仮訳)果実から分離された二型性色素産生性酵母の新種、Metschnikowia laotica Sipiczki, M. 2014. Metschnikowia laotica f.a., sp. nov., a dimorphic, pigment-producing yeast species isolated from fruit. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.061796-0 [Accessed July 23, 2025] 【R3-13005】2025/7/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ラオスにおいて落果から分離されたアナモルフ酵母の一種を検討し、Metschnikowia laoticaとして新種記載した。 本種は二型性を有し、キナ酸またはトリプトファンを唯一の炭素・窒素源とする培地で褐色色素を産生した。 分子系統解析では、本種はMetschnikowia属クレードにおいて独自の系統を形成した。 Luang Prabang, Laos (新種) Metschnikowia laotica Sipiczki 語源…ラオスの 【よく似た種との区別】 Candida danieliae 1%酢酸添加培地で生育不能 37°Cで生育不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりD-グルコサミン、マルトース、クエン酸、エチルアミン、カダベリンを資化可能 本種と異なりメチル-α-D-グルコシド、ラフィノース、グリセロール、myo-イノシトール、D-グルクロン酸、ブタン-2_3-ジオール、キナ酸、硝酸塩、L-リジン、クレアチン、クレアチニン、グルコサミンを資化不能 本種と異なり50%グルコース添加培地で生育不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Candida torresii 37°Cで生育不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりセロビオースを発酵可能 本種と異なりエチルアミン、カダベリンを資化可能 本種と異なりスクロース、メチル-α-D-グルコシド、ラフィノース、myo-イノシトール、D-グルクロン酸、ブタン-2_3-ジオール、クレアチン、クレアチニン、グルコサミンを資化不能 本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育不能 本種と異なりビタミン要求性を有する D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Metschnikowia drosophilae D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりエチルアミン、カダベリンを資化可能 本種と異なりメチル-α-D-グルコシド、ラフィノース、myo-イノシトール、D-グルクロン酸、ブタン-2_3-ジオール、硝酸塩、クレアチニンを資化不能 本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育不能 本種と異なりビタミン要求性を有する D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される