2023年5月31日 (仮訳)スペイン産の地中海の新種、Mycena cistophila Moreno, G. & Heykoop, M. 1998. Mycena cistophila, a new mediterranean species from Spain. Österreichische Zeitschrift für Pilzkunde. Available at: https://www.zobodat.at/pdf/OestZPilz_7_0029-0032.pdf [Accessed May 31, 2023] 【R3-10653】2023/5/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スペイン、カスティーリャ・ラ・マンチャ州の地中海性の低木群落で採集された菌を検討し、Mycena cistophilaとして新種記載した。 本種は通常Cistus ladaniferの葉および材に発生していた。 本種は襞が強く垂生し、縁シスチジアが棍棒形で指状突起を有することなどで特徴づけられた。 Spain, Ciudad Real, National Park of Cabañeros (新種) Mycena cistophila G. Moreno & Heykoop 語源…ゴジアオイ属を好む 【よく似た種との区別】 Mycena lohwagii 本種と異なりゴジアオイ属ではなくシダ類などに発生する 本種と異なり葉および材ではなく根茎などに生じる 本種と異なり子実体が群生ではなく密に叢生する 本種と異なり傘が橙褐色~褐色ではなく白色で中央部が帯褐黄色 本種と異なり襞が強く垂生するのではなく上生、直生~やや垂生 本種と異なり柄が橙褐色~褐色ではなく頂部が帯黒灰色、その他が帯黄褐色またはオリーブ色を帯びる 本種より担子胞子のサイズが大きい Mycena herbarum 本種と異なりゴジアオイ属ではなくノガリヤス属、アザミ属、シダ類などに発生する 本種と異なり葉および材ではなく枯れた茎や葉などに生じる 本種と異なり子実体が群生ではなく散生する 本種と異なり傘が橙褐色~褐色ではなく白色 本種と異なり襞が強く垂生するのではなく直生~垂生し小歯状 本種と異なり柄が橙褐色~褐色ではなく白色 本種より担子胞子のサイズが小さい