2023年5月24日 (仮訳)インド新産の白色腐朽多孔菌、Neofomitella guangxiensisおよびSebipora aquosa Vinjusha, N. & Arun Kumar, TK. 2021. Neofomitella guangxiensis and Sebipora aquosa newly recorded white rot polypores from India. Studies in Fungi. Available at: https://www.maxapress.com/data/article/sif/preview/pdf/sif-6-1-307.pdf [Accessed May 24, 2023] 【R3-10631】2023/5/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、ケララ州から白色腐朽菌のNeofomitella guangxiensisおよびSebipora aquosaをインド新産種として報告した。 前者は被子植物の枯れ枝、後者は枯れ木の切り株上に発生し、前者は中国における原記載以来の報告となった。 両種との同定は形態形質のほか、ITS配列の相同性検索によっても確かめられた。 (インド新産種) Neofomitella guangxiensis B.K. Cui & Xing Ji 【よく似た種との区別】 Neofomitella fumosispora 形態的に類似している 本種より孔口のサイズが小さい 本種より担子胞子が短い Neofomitella rhodophaea 形態的に類似している 本種より孔口のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が長楕円形 Neofomitella australiensis 本種より担子胞子が短い Neofomitella polyzonata 本種と異なり傘が帯褐黄色~帯赤褐色 本種と異なり傘表面がビロード状 本種より担子胞子が短い Trametes cotonea インドに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (インド新産種) Sebipora aquosa Miettinen 【よく似た種との区別】 Ceriporiopsis subvermispora 形態的に類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドネシア、ニューギニア、中国、インドではなく北米などに分布する 本種と異なり子実体が半背着生ではなく常に背着生 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり担子胞子が円筒形ではなくソーセージ形 本種と異なり担子胞子にほとんどの場合1つの油滴を含むのではなく油滴を含まない 本種と異なり菌糸がKOHで膨大する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される