2024年10月3日 (仮訳)ポーランドにおける新産および特筆すべき地衣類 Szymczyk, R. et al. 2024. New and noteworthy lichen species in Poland. Acta Mycologica. Available at: https://www.journalssystem.com/amy/New-and-noteworthy-lichen-species-in-Poland,192460,0,2.html [Accessed October 3, 2024] 【R3-12125】2024/10/3投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ポーランドから稀産種の微小地衣を含む8種の地衣類を報告した。 Ramalina europaeaをポーランド新産種として報告した。 また、ポーランド北部で採集されたLecanora flavoleprosaの同定を分子データにより確かめた。 (ポーランド北部新産種) Absconditella sychnogonioides (Nitschke) Suija & van den Boom (その他掲載種) Alyxoria ochrocheila (Nylander) Ertz & Tehler 【よく似た種との区別】 Alyxoria culmigena 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり果殻がK+マゼンタレッドでない 本種より子嚢胞子の幅が広い 本種と異なり子嚢胞子の2番目の細胞が顕著に膨大する 本種より粉子が短い Alyxoria varia(ムツノキゴウゴケ) 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり果殻がK+マゼンタレッドでない 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が4-6 (その他掲載種) Gyalecta carneola (Acharius) Hellbom 【よく似た種との区別】 Gyalecta fagicola 形態的に類似している(混同のおそれがある) 子嚢が多胞子性 本種より子嚢胞子が短い 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が9-15ではなく3-7 (ヴァルミア=マズールィ県新産種) Inoderma sorediatum D. Ertz, A. Łubek & M. Kukwa 【よく似た種との区別】 Inoderma byssaceum(コナユキゴケモドキ) 生息環境が類似している 形態的に類似している(混同のおそれがある) 粉子器を有することがある 本種と異なり粉芽を地衣体に欠く 本種と地衣成分が異なる (その他掲載種) Lecanora flavoleprosa Tønsberg 【よく似た種との区別】 Lecanora expallens 粉芽を地衣体に有する 地衣成分としてウスニン酸、キサントン類、ゼオリンを含む 本種と異なり地衣成分として常にチオファン酸を含み、他のキサントン類もしばしば含む Lecanora ecorticata 形態的に類似している(本種の顕著に粉芽を生じる型で混同のおそれがある) 本種と異なり地衣成分としてゼオリンを欠く Lecanora stanislai 粉芽を地衣体に有する 地衣成分としてウスニン酸、ゼオリンを含む 本種と異なり岩上ではなく樹皮上に生じる 本種と異なり地衣体の粉芽を生じない部分がほとんどの場合完全に基質内に生じ、稀に小型の小区画をあらわすのみである (西ポメラニア新産種) Megalaria laureri (Hepp ex Th. Fries) Hafellner 【よく似た種との区別】 Lecidella elaeochroma 形態的に類似している(この種のいくつかの型と混同のおそれがある) 本種と異なり子実上層にKで鮮やかになる紫桃色の色素を含むという特徴を欠く 本種と異なり子実下層にKで鮮やかになる紫桃色の色素を含むという特徴を欠く 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1ではなく0 本種と異なり果殻にKで鮮やかになる紫桃色の色素を含むという特徴を欠く 本種と異なり地衣成分としてキサントン類を含む (その他掲載種) Micarea czarnotae Launis, van den Boom, Sérusiaux & Myllys 【よく似た種との区別】 Micarea micrococca 形態的に類似している 本種と異なり子器が豊富という特徴を欠く 本種と異なり子器がしばしば様々な色をしているという特徴を欠く 本種と異なり子実層に偏光下で結晶が見られる”Sedifolia-grey”色素を含むという特徴を欠く Micarea pseudomicrococca 形態的に類似している 本種と異なり子器が豊富という特徴を欠く 本種と異なり子器がしばしば様々な色をしているという特徴を欠く 本種と異なり子実層に偏光下で結晶が見られる”Sedifolia-grey”色素を含むという特徴を欠く Micarea byssacea 子器に”Sedifolia-grey”色素を含む 本種と異なり子器がしばしば固着する 本種より子器の幅が広い Micarea prasina 子器に”Sedifolia-grey”色素を含む 本種と異なり地衣成分としてミカレイン酸を含む Micarea fallax 子器に”Sedifolia-grey”色素を含む 本種と異なり地衣成分としてミカレイン酸を含む (ポーランド新産種) Ramalina europaea A. Gasparyan, H.J.M. Sipman & R. Lücking 【よく似た種との区別】 Ramalina pollinaria 本種より粉芽塊のサイズが大きい 本種より粉芽塊が不規則形 本種より粉芽塊が小粒状ではなく初めから粉状である 本種より粉芽のサイズが大きい (ポーランド北部新産種) Thelopsis rubella Nylander 【よく似た種との区別】 Porina leptalea(ニキビマルゴケ) 本種より被子器のサイズが小さい 本種より被子器が橙色である 本種と異なり子嚢が8胞子性