2025年7月16日 (仮訳)八丈島産の新規および稀な微小菌類 Yaguchi, T., Someya, A. & Udagawa, S. 1996. New and rare microfungi from the island of Hachijo-jima. Mycoscience. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/BF02461340 [Accessed July 15, 2025] 【R3-12982】2025/7/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 八丈島の土壌から分離された新種Talaromyces hachijoensisとHeterocephalum taienseを報告した。 前者は一般的な培地では生長が制限され、子嚢果が黄色で子嚢が鎖生し、子嚢胞子に条線をあらわすことなどで特徴づけられた。 後者はコートジボワールとおそらくパナマの土壌からのみ記録されていた。 東京都八丈町八丈島 (新種) Talaromyces hachijoensis Yaguchi, Someya & Udagawa 語源…八丈産の 【よく似た種との区別】 Talaromyces mimosinus 本種より子嚢果の最大サイズが大きい 本種と異なり子嚢果が純粋な黄色ではなく純粋な黄色~硫黄色 本種と異なり子嚢を鎖生するのではなく単生する 本種より子嚢が長い 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子が楕円形ではなく類球形 本種よりCYAおよびMEA培地での生長が速い 本種と異なりCYA培地でのコロニーが明黄色ではなく白色または僅かに黄色 本種と異なりアナモルフを欠くのではなく有する Talaromyces striatus 子嚢胞子が楕円形 本種より子嚢果のサイズが小さい 本種と異なり子嚢果が純粋な黄色ではなく白色~黄褐色 本種と異なり子嚢を鎖生するのではなく単生する 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種よりCYAおよびMEA培地での生長が速い 本種と異なりCYA培地でのコロニーが明黄色ではなく白色~淡黄褐色 本種と異なりCYA培地でのコロニーが明黄色ではなく白色~淡黄褐色 本種と異なりアナモルフを欠くのではなく有する Talaromyces leycettanus 子嚢胞子に縦方向の隆起を有する 本種と異なり好熱菌である 本種と異なり子嚢果が小型 本種と異なり子嚢果が帯灰黄色 本種と異なりアナモルフがPaecilomyces属である (日本新産種) Heterocephalum taiense Persiani & Maggi 【よく似た種との区別】 Heterocephalum aurantiacum 日本に分布する 形態的に非常に類似している 本種より分生子柄が長い 本種と分生子頭の形態がやや異なる 本種と異なり分生子頭が純粋な黄色ではなく明橙色