2025年5月10日 (仮訳)Clitocybula属の新組み合わせ:シスチジアを有するPseudoomphalina属菌の研究 Malysheva, EF., Morozova, OV. & Contu, M. 2011. New combinations in Clitocybula: A study of cystidiate Pseudoomphalina species (Basidiomycota, Agaricomycetes). Sydowia. Available at: https://www.zobodat.at/pdf/Sydowia_063_0085-0104.pdf [Accessed May 10, 2025] 【R3-12781】2025/5/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Pseudoomphalina属でシスチジアを有するP. flavoaurantiaとP. lignicolaについて検討した。 タイプ標本の形態学的検討と分子系統解析の結果に基づき、両種をClitocybula属に移した。 後者のロシア、サハリン州産ネオタイプ標本を指定した。 Sakhalin Island, vicinities of Novo-Aleksandrovsk (新組み合わせ) Clitocybula lignicola (Lj. N. Vassiljeva) E. F. Malysheva & O. V. Morozova 旧名:Pseudoomphalina lignicola Lj. N. Vassiljeva ※本種のネオタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Clitocybula flavoaurantia 子実体が顕著な明色 傘が橙色 柄が橙黄色 担子胞子がアミロイド シスチジアが良好に発達する シスチジアの形状がほぼ同一で稀に頂部が分枝する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりロシアではなくイタリアに分布する 本種と異なり森林ではなく草地に生息する 本種と異なり木質基質ではなく砂質土壌に生じる 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が部分的に扁桃形 本種と異なり傘シスチジアが柵状層をなすのではなく散在する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Clitocybula flavoaurantia (Contu) E. F. Malysheva, O. V. Morozova & Contu 旧名:Pseudoomphalina flavoaurantia Contu 【よく似た種との区別】 Clitocybula lignicola 子実体が顕著な明色 傘が橙色 柄が橙黄色 担子胞子がアミロイド シスチジアが良好に発達する シスチジアの形状がほぼ同一で稀に頂部が分枝する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりイタリアではなくロシアに分布する 本種と異なり草地ではなく森林に生息する 本種と異なり砂質土壌ではなく木質基質に生じる 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が部分的に扁桃形という特徴を欠く 本種と異なり傘シスチジアが散在するのではなく柵状層をなす ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される