2024年9月20日 (仮訳)アルゼンチン中部、コルドバ州においてPolylepis australisの生木に腐朽を引き起こす新種 Robledo, G., Urcelay, C. & Rajchenberg, M. 2003. New species causing decay on living Polylepis australis in Córdoba, central Argentina. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/15572536.2004.11833120 [Accessed September 20, 2024] 【R3-12086】2024/9/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ アルゼンチンのコルドバ山脈においてPolylepis australisの生木および立ち枯れ木に腐朽を引き起こした2新種を記載した。 Inonotus serranusは子実体が二年生で、肉と毛被を隔てる黒色の線をあらわし、担子胞子が有色卵状~楕円形で厚壁、剛毛を欠くことなどで特徴づけられた。 Phellinus uncisetusは子実体が基質に狭く付着し、担子胞子が無色類球形で非常に厚壁であり、鉤状で基部が便腹形、根状でない剛毛を有することなどで特徴づけられた。 Argentina, Córdoba, Dpto. Punilla, Los Gigantes, Valle de Los Lisos (新種) Inonotus serranus Robledo, Urcelay & Rajchenberg 語源…シエラス・グランデス地方産の 【よく似た種との区別】 Inonotus splitgerberi 顕微鏡的形態が類似している 本種と異なり子実体が二年生でない 本種と異なり子実体が傘状 本種と異なり子実体がKOH+赤色 本種と異なり担子胞子がほぼ無色である Argentina, Córdoba, Dpto. Punilla, Los Gigantes, Valle de Los Lisos (新種) Phellinus uncisetus Robledo, Urcelay & Rajchenberg 語源…鉤状の剛毛の 【よく似た種との区別】 Phellinus setulosus(コブサルノコシカケモドキ) 同じPhellinus setulosus複合種に含まれる 子実体が多年生 傘表面が無毛、亀裂状~綿毛状 担子胞子が無色~僅かに有色 担子胞子が類球形~卵状 担子胞子が厚壁 剛毛が便腹形で直線状または頂部が屈曲する 本種より孔口のサイズが小さい 本種より担子胞子が短い 本種より剛毛が短い 本種より剛毛の幅が広い 本種と異なり剛毛頂部がほとんどの場合釣り針状または鉤状、基部が強く膨大し単一の根状という特徴を欠く 本種と異なりシスチジオールを豊富に有するという特徴を欠く 本種と異なりシスチジオールが無色でない 本種と異なりシスチジオールが便腹形でない