2025年10月13日 (仮訳)Nimisia fuegiae:アルゼンチン産の地衣の新属新種 Kärnefelt, I. & Thell, A. 1993. Nimisia fuegiae (Parmeliaceae), a new lichen genus and species from Argentina. Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/abs/nimisia-fuegiae-parmeliaceae-a-new-lichen-genus-and-species-from-argentina/62CDDE754AF00643608DC58C5D8F1825 [Accessed October 13, 2025] 【R3-13254】2025/10/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ アルゼンチン、ティエラ・デル・フエゴ州で採集された地衣の一種を検討し、新属新種Nimisia fuegiaeとして記載した。 本種は髄層が極めて厚く、菌糸が顕著にゼラチン化し、下皮層が極めて大型の有色細胞からなることなどで特徴づけられた。 本種は子嚢の形質からウメノキゴケ科に置かれ、Cornicularia属との類縁性が示唆された。 Argentina, Isla Grande de Tierra del Fuego, Dept. Ushuaia, Sierra Alvear, just in front of Hosteria Tierra Major (新種) Nimisia fuegiae Kärnefelt & A. Thell 語源…(属名)発見者のPier Luigi Nimis教授に献名/(種小名)フエゴの 【よく似た種との区別】 Cornicularia spp. 岩上生地衣である 果殻が杯状 子嚢がMelanelia型 子嚢胞子の型が同一である 地衣成分を欠く 本種より裂片が放射状~扁平で単純に二叉分岐する 本種より子器が末端生 本種と皮層の解剖学的構造が異なる 本種より菌糸の幅がずっと狭い 本種と異なり粉子が典型的には”bifusiform”である Cetraria merrillii 地衣体の構造が類似している 地衣成分を欠く 子嚢がLecanora型 本種と異なり岩上生ではなく樹皮生 本種と異なり地衣体が帯黒色ではなくオリーブ灰色 本種と皮層の解剖学的構造が異なる 本種と異なり粉子が典型的には”bifusiform”である Arctocetraria nigricascens 地衣体の構造が類似している 本種と異なりアルゼンチンではなく北極圏などに分布する 本種と異なり岩上生ではなく樹皮生または地上生 本種と異なり地衣体が帯黒色ではなくオリーブ灰色 本種と異なり子嚢がCetraria型 本種と皮層の解剖学的構造が異なる 本種と異なり粉子が典型的には”bifusiform”である 本種と異なり地衣成分を欠くのではなく有する Himantormia spp. 南半球に分布する 岩上生地衣である 子嚢の型が同一である 子嚢胞子の型が同一である 粉子が長レモン形 本種と解剖学的構造が全く異なる 本種と異なり地衣成分を欠くのではなく有する Esslingeriana spp. 下皮層の構造が顕著に類似している 本種と異なりアルゼンチンではなく北米などに分布する 本種と異なり岩上生ではなく樹皮生である 本種と異なり地衣体が葉状である 本種と異なり子嚢において子嚢胞子がほぼ単列で配列する 本種と異なり子嚢胞子が球形~類球形 本種と異なり粉子が典型的には”bifusiform”である 本種と異なり地衣成分を欠くのではなく有する