2025年3月14日 (仮訳)新種C. fuligomixtaを含む非地衣のCytosporella属および類縁の植物関連および菌生の属は生葉上地衣に近縁である Piątek, M., Stryjak-Bogacka, M. & Czachura, P. 2025. Non-lichenized Cytosporella, including C. fuligomixta sp. nov., and related plant-associated and fungicolous genera are close to foliicolous, lichenized fungi (Ascomycota, Graphidales). MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/138252/ [Accessed March 14, 2025] 【R3-12612】2025/3/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ポーランド、マウォポルスカ県においてQuercus roburのすす病菌に混じっていた菌を検討し、Cytosporella fuligomixtaとして新種記載した。 分子系統解析の結果、Cytosporellaなど非地衣の5属が主に地衣化した菌類を含むヒゲチイ科と姉妹群を形成することが明らかになった。 このグループに対して新亜科のクラドステリグマ亜科を提唱した。 Poland, Małopolska Province, Kraków County, Kraków-Czyżyny (Park Lotników), municipal greenery (city park) (新種) Cytosporella fuligomixta Piątek, Stryjak-Bogacka & Czachura 語源…すす(病菌)に混ざった 【よく似た種との区別】 Cytosporella mendax 同じコナラ属樹木を宿主とする 本種と異なり葉ではなく小枝または材に発生する 本種より分生子が短い 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子が円筒形ではなく球状楕円形 Cytosporella pisiformis 同じコナラ属樹木を宿主とする 本種と異なり葉ではなく小枝または材に発生する 本種より分生子が短い 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子が帯黄色ではなく無色 本種と異なり分生子が円筒形ではなく球形 Cytosporella quercus 同じコナラ属樹木を宿主とする 本種と異なり葉ではなく小枝または材に発生する 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が円筒形ではなく完全な球形 Cytosporella sphaerosperma 同じコナラ属樹木を宿主とする 本種と異なり葉ではなく小枝または材に発生する 本種と異なり分生子が帯黄色ではなく無色 本種と異なり分生子が円筒形ではなく球形 Cytosporella calamagrostidis ヨーロッパに分布する 葉に発生する nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりポーランドではなくオランダなどに分布する 本種と異なりQuercus roburではなくCalamagrostis arenariaに発生する 本種より分生子が僅かに短い nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cytosporella chamaeropis ヨーロッパに分布する nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりポーランドではなくイタリアなどに分布する 本種と異なりQuercus roburではなくChamaerops humilisなどに発生する 本種と異なり葉ではなく腐朽材などに発生する 本種と異なり分生子が円筒形ではなく球形 nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cytosporella juncicola nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりポーランドではなく米国などに分布する 本種と異なりQuercus roburではなくJuncus effususなどに発生する 本種と異なり葉ではなく稈などに発生する 本種より分生子が僅かに短く幅狭い nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される