2024年7月9日 (仮訳)Perenniporia属から分離された多孔菌の新属、Perenniporiopsis Wu, Z-Q. et al. 2017. Perenniporiopsis, a new polypore genus segregated from Perenniporia (Polyporales). Cryptogamie, Mycologie. Available at: https://www.bioone.org/doi/10.7872/crym/v38.iss3.2017.285 [Accessed July 9, 2024] 【R3-11866】2024/7/9投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Perenniporia minutissimaに対して新属Perenniporiopsisを提唱した。 本種は日本と中国の温帯域に固有で、主にハイノキ属の樹木に生育する種であった。 本種はPerenniporia属とは子実体が新鮮時蝋状、乾燥すると硬い骨状で、担子胞子がより大型であることなどで異なり、分子系統解析でも異なる系統を形成した。 (新組み合わせ) Perenniporiopsis minutissima (Yasuda) C.L. Zhao サワフタギタケ 旧名:Perenniporia minutissima (Yasuda) T. Hatt. & Ryvarden 【よく似た種との区別】 Perenniporia spp. ITS+nrLSU+mtSSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が新鮮時蝋状、乾燥すると硬い骨状でない 本種より担子胞子のサイズが小さい ITS+nrLSU+mtSSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Perenniporiella spp. 子実体が傘状 ITS+nrLSU+mtSSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり担子胞子が截断状でない ITS+nrLSU+mtSSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ganoderma spp. ITS+nrLSU+mtSSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり担子胞子が二重壁である 本種と異なり担子胞子のエンドスポアから小刺が生じる ITS+nrLSU+mtSSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Abundisporus spp. ITS+nrLSU+mtSSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり肉が淡琥珀色~濃い帯紫褐色または帯灰色~琥珀褐色 本種と異なり担子胞子が淡い帯黄色 本種と異なり担子胞子が截断状でない 本種と異なり担子胞子が非デキストリノイド 本種と異なり菌糸構成が2菌糸型 本種と異なり骨格菌糸が黄色~淡褐色 ITS+nrLSU+mtSSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hornodermoporus martius 子実体が傘状 担子胞子が截断状 ITS+nrLSU+mtSSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘に黒い殻皮を有する 本種と異なりシスチジアを有する 本種と異なり骨格菌糸が分枝しない 本種と異なり骨格菌糸が強デキストリノイド ITS+nrLSU+mtSSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Truncospora ochroleuca 子実体が傘状 担子胞子が截断状 ITS+nrLSU+mtSSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が比較的小型 本種と異なり子実体の質感が乾燥時硬い骨状ではなくコルク質~コルク状木質 ITS+nrLSU+mtSSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される