2025年8月18日 (仮訳)新種Pichia insulana:カリブ海地域産の好サボテン性酵母の新種 Ganter, PF., Cardinali, G. & Boundy-Mills, K. 2010. Pichia insulana sp. nov., a novel cactophilic yeast from the Caribbean. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.014258-0 [Accessed August 18, 2025] 【R3-13081】2025/8/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ キュラソー島においてサボテンの腐敗組織から分離された酵母の一種を検討し、Pichia insulanaとして新種記載した。 本種はP. cactophilaと生理的に区別できないほど類似していたが、分子系統解析により別種と判明した。 UC Davis酵母コレクション保存株の再検討により、本種がカリブ海地域に広く分布し、複数種のサボテン科植物から分離されていたことが明らかになった。 Weg naar Westpunt, Curaçao (新種) Pichia insulana Ganter, Cardinali & Boundy-Mills 語源…島の 【よく似た種との区別】 Pichia cactophila 生理学的形質がほぼ同一である D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりキュラソー島における分布が知られていない 本種と異なり子嚢が4胞子性ではなく通常2胞子性 本種と異なり45°Cで生育不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pichia pseudocactophila 同じサボテン科植物に生息する 子嚢が4胞子性 生理学的形質が識別困難なほど類似している 45°Cで生育可能なことがある D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりキュラソー島ではなくソノラ砂漠のみに分布する 本種と異なりPachycereinaeのサボテンのみから知られている D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される