(仮訳)根部定着菌の新属新種、Piriformospora indica
Verma, S. et al. 1998. Piriformospora indica, gen. et sp. nov., a new root-colonizing fungus. Mycologia. Available at: http://www.jstor.org/stable/3761331 [Accessed August 22, 2025] 【R3-13094】2025/8/22投稿

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3行まとめ

インド、ラージャスターン州の砂漠において土壌中のアーバスキュラー菌根菌胞子からコンタミとして分離された根部定着菌を検討し、新属新種Piriformospora indicaとして記載した。
本種は様々な培地で容易に培養可能であり、洋梨形の厚壁胞子を形成し、TEM観察では連続型のパレンテソームを伴うドリポアが認められた。
本種は分子系統解析でRhizoctonia属のグループに近縁であることが示された。
Western India, Thar desert

(新種)

Piriformospora indica Sav. Verma, Aj. Varma, Rexer, G. Kost & P. Franken
語源…(属名)洋梨形の胞子/(種小名)インドの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Botryobasidium croceum
胞子のサイズが類似している
胞子がいくぶん有色
胞子の形状が類似している
胞子が厚壁
胞子壁に光学顕微鏡下で2層を認める
本種と異なり腐朽材のみから知られている
本種と異なり生きた植物の根との相互作用が知られていない
本種と異なり有性世代が知られている
本種より菌糸の幅が常に広い
本種と菌糸の分枝特性が異なる