2025年8月1日 (仮訳)リトマスゴケ科地衣モノグラフの前駆的研究 (10):Roccella hypomecha種群に関する所見と1新種の記載 Follmann, G. et al. 1994. Precursors to a monograph of the lichen family Roccellaceae X. Remarks on the Roccella hypomecha group and description of a new species. The Journal of the Hattori Botanical Laboratory. Available at: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhbl/75/0/75_345/_pdf [Accessed August 1, 2025] 【R3-13032】2025/8/1投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 南アフリカ産のRoccella hypomecha複合種について、約300標本を分類学的に検討した。 R. hypomechaを再記載し、新種R. capensisを記載し、2変種をシノニムとした。 両種は地衣成分が異なっており、特異的なジベンゾフラン化合物のパターンで特徴づけられた。 Africa Australis, Caput Bonae Spei, Locus Pegramii (新種) Roccella capensis Follmann 語源…ケープ産の 【よく似た種との区別】 Roccella hypomecha 南アフリカに分布する 生態的に類似している 形態的に類似している(従来広義のこの種として扱われていた) 地衣成分としてレカノール酸、シゾペルト酸を含むことがある 本種と異なりナミビア、カナリア諸島、カーボベルデ、マデイラ諸島における分布が知られている 本種と異なり一般的により開放的で日当たりの良い生息地を占めるという特徴を欠く 本種と異なり地衣体が白亜色~鉛色でない 本種と異なり地衣体が部分的に膝折状でない 本種と異なり地衣体が繊細で柔軟であり、ほとんど穀粉質であるという特徴を欠く 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種より”microconidia”が短い 本種より”microconidia”の幅が広い 本種と異なり地衣成分としてパンナリン酸2-メチルエステルを含むという特徴を欠く Roccella africana 同所的に分布する可能性がある 本種と形態的に異なる 本種と異なりC+濃赤色 Roccella subpodecellata 同所的に分布する可能性がある 本種と形態的に異なる 本種と異なりC+濃赤色 (その他掲載種) Roccella hypomecha (Acharius) Bory 【よく似た種との区別】 Roccella capensis 南アフリカに分布する 生態的に類似している 形態的に類似している(従来広義のこの種として扱われていた) 地衣成分としてレカノール酸、シゾペルト酸を含むことがある 本種と異なりナミビア、カナリア諸島、カーボベルデ、マデイラ諸島における分布が知られていない 本種と異なり一般的により開放的で日当たりの良い生息地を占める 本種と異なり地衣体が白亜色~鉛色 本種と異なり地衣体が部分的に膝折状 本種と異なり地衣体が繊細で柔軟であり、ほとんど穀粉質である 本種より子嚢のサイズが小さい 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種より”microconidia”が長い 本種より”microconidia”の幅が狭い 本種と異なり地衣成分としてパンナリン酸2-メチルエステルを含む