(仮訳)チリ産のフィリディアを有する新種、Pseudocyphellaria dasyphyllidia
Bjerke, JW. et al. 2003. Pseudocyphellaria dasyphyllidia – a new phyllidiate species from Chile (Lobariaceae, lichenised Ascomycota). Cryptogamie, Mycologie. Available at: https://sciencepress.mnhn.fr/en/periodiques/mycologie/24/1/pseudocyphellaria-dasyphyllidia-new-phyllidiate-species-chile-lobariaceae-lichenised-ascomycota [Accessed September 29, 2024] 【R3-12114】2024/9/29投稿

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3行まとめ

チリ、ラ・アラウカニア州で採集された地衣類の一種を検討し、Pseudocyphellaria dasyphyllidiaとして新種記載した。
本種は森林において落葉樹や火山岩の上に生息し、真のフィリディアを有し、共生藻がシアノバクテリアであることなどで特徴づけられた。
本種は狭義のP. hirsutaに形態的に類似していたが連続性はなく、新種としての記載に正当性があると考えられた。
Chile, IX Région de la Araucana, Provincia de Cautin, Parque Nacional Conguillío, 100 m WSW of Cabanas La Baita

(新種)

Pseudocyphellaria dasyphyllidia Bjerke
語源…毛深いフィリティアの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pseudocyphellaria hirsuta
形態的に類似している
本種ほど乾燥していて日光に晒される環境に生息しない
本種より裂片の幅が広い
本種ほど裂片が”laciniate”でない
本種より子器のサイズがやや大きく、子器盤が扁平で1 cmを超える直径の子器が見られることもある
本種と異なり真のフィリディアを有するという特徴を欠く
本種より子嚢のサイズがやや大きい
本種より子嚢胞子のサイズがやや大きい
Pseudocyphellaria guillemini
子嚢のサイズが類似している
子嚢胞子のサイズが類似している
本種ほど乾燥していて日光に晒される環境に生息しない
本種と異なり裂片の葉縁が”laciniate”で円鋸歯状という特徴を欠く
本種と異なりフィリディアを欠く
本種と異なり偽盃点を地衣体上面に生じる
Pseudocyphellaria margaretae
本種と異なりチリではなくニュージーランドなどに分布する
本種と異なり裂片が厚い
本種と異なり裂片がやや二叉分岐~複雑に分岐する
本種と異なり子器を欠く
本種と異なり栄養生殖の散布体を欠く