2024年11月21日 (仮訳)パキスタン産の新種Pseudomegasporoporia margallensisおよび新産種Microporellus subadustus Razzaq, F. et al. 2024. Pseudomegasporoporia margallensis sp. nov. and Microporellus subadustus (Polyporaceae, Basidiomycota) newly described and recorded from Pakistan. BMC Microbiology. Available at: https://bmcmicrobiol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12866-024-03567-z [Accessed November 21, 2024] 【R3-12273】2024/11/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタン、イスラーマーバード首都圏で採集された菌を検討し、Pseudomegasporoporia margallensisとして新種記載した。 本種は子実体が背着生でコルク質、子実層面が淡い帯灰褐色、担子胞子がマンゴー形、2菌糸型であり樹状に分枝した骨格菌糸を有することなどで特徴づけられた。 また、Microporellus subadustusをパキスタン新産種として報告した。 Pakistan, Islamabad, Margalla Hills National Park (新種) Pseudomegasporoporia margallensis Razzaq, Murtaza, Khalid & Li 語源…マーガラ(・ヒルズ)産の 【よく似た種との区別】 Pseudomegasporoporia neriicola アジアに分布する 子実体が背着生 担子器が樽形 担子胞子がマンゴー形 菌糸構成が2菌糸型 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくタイなどに分布する 本種と異なり子実層面が帯クリーム白色~帯桃黄褐色 本種と孔口のサイズが異なる 本種と異なり子実体形成菌糸層表面が帯灰褐色ではなく帯クリーム色 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい 本種と異なり生殖菌糸が稀である 本種より骨格菌糸の幅が狭い 本種と異なり骨格菌糸が樹状に分枝するという特徴を欠く ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (パキスタン新産種) Microporellus subadustus (Z.S. Bi & G.Y. Zheng) B.K. Cui & Xing Ji 【よく似た種との区別】 Microporellus violaceocinerascens ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり担子胞子が類球形~涙形 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される