2025年10月7日 (仮訳)新種Psoroma urupukapukianumおよびニュージーランド産鱗片状Pannaria属地衣について Elvebakk, A. et al. 2025. Psoroma urupukapukianum sp. nov. and notes on squamulose Pannaria lichen species in Aotearoa / New Zealand. Perspectives in Biodiversity. Available at: https://www.unitec.ac.nz/epress/index.php/perspectives-in-biodiversity/volumes/2025-1/psoroma-urupukapukianum/ [Accessed October 7, 2025] 【R3-13236】2025/10/7投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ニュージーランド、ノースランド地方で採集された1980年の標本に基づき、Psoroma urupukapukianumを新種記載した。 また、P. caliginosumおよびP. melanizumをP. pholidotoidesのシノニムとした。 鱗片状Pannaria属地衣の同定にペリスポアの形態が決定的に重要であることを示した。 Aotearoa / New Zealand, Te Ika-a-Māui / North Island, Te Tai Tokerau / Northland: Eastern Northland Ecological Region, Eastern Northland and Islands Ecological District, Bay of Islands, Urupukapuka Island (新種) Psoroma urupukapukianum Elvebakk & M. Ford 語源…ウルプカプカ(島)の 【よく似た種との区別】 Psoroma asperellum 樹皮生地衣である 本種と地衣体の形状が異なる 本種より地衣体の鱗片のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子のペリスポアの装飾が長い微突頭状でない 本種と異なり地衣成分として”porphyrilic acid”を含む (その他掲載種) Pannaria implexa (Stirton) Passo, Calvelo & S. Stenroos 【よく似た種との区別】 Pannaria pholidotoides ニュージーランドに分布する 本種ほど地衣体の鱗片が頑丈でない 本種より初生菌糸体が薄膜状である 本種ほど果殻が頑丈でない 本種と異なり子嚢胞子のペリスポアが微突頭状で側面の疣が非常に大きいのではなく片膨状 本種と異なり地衣成分として2種類の未同定テルペノイド類が検出される (その他掲載種) Pannaria pholidotoides (Nylander) Hue 【よく似た種との区別】 Pannaria implexa ニュージーランドに分布する 本種より地衣体の鱗片が頑丈である 本種ほど初生菌糸体が薄膜状でない 本種より果殻が頑丈である 本種と異なり子嚢胞子のペリスポアが片膨状ではなく微突頭状で側面の疣が非常に大きい 本種と異なり地衣成分として2種類の未同定テルペノイド類が検出されない ※この他に未記載種のPannaria sp. aff. pholidotoidesを掲載した。