(仮訳)複数遺伝子データを用いたClimacodon属の再評価およびDonkia属の復活
Moreno, G. et al. 2017. Reappraisal of Climacodon (Basidiomycota, Meruliaceae) and reinstatement of Donkia (Phanerochaetaceae) using multigene data. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.291.3.1 [Accessed May 28, 2025] 【R3-12836】2025/5/28投稿

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3行まとめ

Climacodon属を対象に分子系統解析を実施し、本属が多系統群を形成することを示した。
真の本属菌のクレードはシワタケ科に属していた一方、C. pulcherrimus属はマクカワタケ科に属していた。
多重クランプなどで特徴づけられる後者に対してDonkiaの属名を復活させた。

(その他掲載種)

Climacodon sanguineus (Beeli) Maas Geesteranus
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【よく似た種との区別】
Climacodon roseomaculatus
子実体の色が類似している
子実層托の構成が類似している
担子胞子の形態が類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(先行研究)
本種と異なり柄が良好に発達しない
本種と異なりグレオシスチジアが薄壁~厚壁
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(先行研究)

(モロッコ新産種)

Donkia pulcherrima (Berkeley & M.A. Curtis) Pilát
アセハリタケ
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