2026年5月1日 (仮訳)地中海地域産Cyanoboletus属菌の再検討およびヒ素超蓄積について Biketova, AYu. et al. 2026. Revision of the Genus Cyanoboletus (Boletaceae) in the Mediterranean Basin with Notes on Arsenic Hyperaccumulation. Journal of Fungi. Available at: https://www.mdpi.com/2309-608X/12/5/315 [Accessed May 1, 2026] 【R3-13854】2026/5/1投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 地中海地域のCyanoboletus属菌について形態学的検討および分子系統解析を実施し、本属を既知14種と未記載7分類群からなる単系統群として認めた。 C. pulverulentusのエピタイプを指定し、新品種C. mediterraneensis f. pallidusを記載するとともに、担子胞子の胞子盤を定量化する新計測法を提案し適用した。 C. pulverulentusにイグチ目で唯一のヒ素超蓄積能を認めたほか、CupreoboletusをCyanoboletusのシノニムとし、Boletus gabretaeをNeoboletusに移した。 Italy, Marche, Rimini, Villa Verrucchio, Via Farneto 25 (新品種) Cyanoboletus mediterraneensis f. pallidus Angeli, Baldazzi, Gelardi & Biketova 語源…淡色の 【よく似た種との区別】 Cyanoboletus mediterraneensis 本品種と異なり傘が淡クリーム白色〜淡黄色ではなく褐色〜暗褐色 本品種と異なり管孔がごく淡い黄色で緑色を帯びるかクリーム色に近いのではなく強いレモン色である 本品種と異なり柄が淡黄色ではなく褐色〜暗煉瓦赤色 Cyanoboletus pulverulentus(イロガワリ) 本品種と異なり傘中央部にほぼ完全に黄色の子実体においても若干褐色色素の痕跡がある 本品種と異なり管孔がごく淡い黄色で緑色を帯びるかクリーム色に近いのではなく強いレモン色である 本品種と異なり柄にほぼ完全に黄色の子実体においても若干褐色色素の痕跡がある Czechia, Central Bohemia, Rakovník, Jesenice (その他掲載種) Cyanoboletus pulverulentus (Opat.) Gelardi, Vizzini & Simonini イロガワリ ※本種のエピタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Cyanoboletus mediterraneensis 南欧に分布する 肉眼的形質が変異に富む 子実体が素早く強く鮮やかに青変する 傘表面が非常に湿潤な気候条件下では粘性 柄基部の肉の菌糸が非アミロイドである ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2、ITS、nrLSU、tef1-α、rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分布が高温の地中海地域に限定される傾向がある 本種と異なり傘表面は僅かに粘性を帯びることが多いのではなく、よりフェルト状に留まる傾向がある 本種と異なり傘が黄色から深紅色まで広範囲に変異するのではなく狭い褐色調域に収まる 本種と異なり傘縁部がより直線的、鋭角的なのではなく内側に巻くか鈍角的、あるいは波打つ傾向がある 本種と異なり柄の下半部から下1/3にかけて顕著な赤色部位を生じることがあるという特徴を欠く 本種と異なり肉がレモン色ではなく白色〜淡黄色を呈する 本種と異なり子実体が青変後に暗ターコイズ色に傾く帯緑青色を呈するのではなく深いインクブルーとなる 本種より担子胞子の幅が広い 本種より担子胞子のQ値平均が小さい 本種と異なり担子胞子に胞子盤を高い割合で顕著に示すのではなく稀で不明瞭である 本種と異なりヒ素超蓄積能を示すという特徴を欠く ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2、ITS、nrLSU、tef1-α、rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cyanoboletus cyaneitinctus ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2、ITS、nrLSU、tef1-α、rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりヨーロッパではなく米国、カナダなどに分布する 本種と異なりヒ素超蓄積能を示すという特徴を欠く ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2、ITS、nrLSU、tef1-α、rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Cyanoboletus mediterraneensis Biketova, A. Rinaldi & Simonini 【よく似た種との区別】 Cyanoboletus pulverulentus(イロガワリ) 南欧に分布する 肉眼的形質が変異に富む 子実体が素早く強く鮮やかに青変する 傘表面が非常に湿潤な気候条件下では粘性 柄基部の肉の菌糸が非アミロイドである ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2、ITS、nrLSU、tef1-α、rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分布が高温の地中海地域に限定される傾向があるという特徴を欠く 本種と異なり傘表面がよりフェルト状に留まる傾向があるのではなく僅かに粘性を帯びることが多い 本種と異なり傘が狭い褐色調域に収まるのではなく黄色から深紅色まで広範囲に変異する 本種と異なり傘縁部が内側に巻くか鈍角的、あるいは波打つ傾向があるのではなくより直線的、鋭角的 本種と異なり柄の下半部から下1/3にかけて顕著な赤色部位を生じることがある 本種と異なり肉が白色〜淡黄色ではなくレモン色を呈する 本種と異なり子実体が青変後に深いインクブルーとなるのではなく暗ターコイズ色に傾く帯緑青色を呈する 本種より担子胞子の幅が狭い 本種より担子胞子のQ値平均が大きい 本種と異なり担子胞子に胞子盤が稀で不明瞭であるのではなく高い割合で顕著に示す 本種と異なりヒ素超蓄積能を示す ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2、ITS、nrLSU、tef1-α、rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lanmaoa fragrans 同所的に分布する 酸性土壌に発生する 宿主植物の多くが共通する 子実体が叢生する 子実体が中型〜中大型 傘縁部が永く内側に巻く 本種ほど子実体が切断時に速くかつ顕著に強く青変しない 本種と異なり柄肉下部が特徴的なクロムイエローである Cyanoboletus mediterraneensis f. pallidus 本種と異なり傘が褐色〜暗褐色ではなく淡クリーム白色〜淡黄色 本種と異なり管孔が強いレモン色ではなくごく淡い黄色で緑色を帯びるかクリーム色に近い 本種と異なり柄が褐色〜暗煉瓦赤色ではなく淡黄色 Cyanoboletus poikilochromus 南欧、西アジアに分布する ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2、ITS、nrLSU、tef1-α、rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり酸性基質ではなく塩基性基質を好む 本種と異なり子実体が青変後に深いインクブルーに留まるのではなく銅赤色〜銅褐色に退色する 本種と異なり柄に顕著な網目模様を欠くのではなく有する 本種と異なり柄表面に乾燥標本で針状結晶を通常欠くのではなく形成される 本種と異なり子実体がプロポリス、シナモン、発酵果実、ポプラ花芽に似た特異的で持続的な臭いを放つ 本種と異なり子実層に乾燥標本で針状結晶を通常欠くのではなく形成される 本種と異なり担子胞子が長扁桃形ではなく短楕円形で先端が鈍い 本種より担子胞子の胞子盤が明瞭ではなく不明瞭である 本種と異なりグレオシスチジアが乏しいのではなく多数 本種と異なり柄基部の肉の菌糸が常に非アミロイドなのではなく大多数の標本で非アミロイドだが時に弱アミロイドである ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2、ITS、nrLSU、tef1-α、rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Cyanoboletus poikilochromus (Pöder, Cetto & Zuccherelli) M. Carbone, D. Puddu & P. Alvarado 【よく似た種との区別】 Cyanoboletus mediterraneensis 南欧、西アジアに分布する ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2、ITS、nrLSU、tef1-α、rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり塩基性基質ではなく酸性基質を好む 本種と異なり子実体が青変後に銅赤色〜銅褐色に退色するのではなく深いインクブルーに留まる 本種と異なり柄に顕著な網目模様を有するのではなく欠く 本種と異なり柄表面に乾燥標本で針状結晶が形成されるのではなく通常それを欠く 本種と異なり子実体がプロポリス、シナモン、発酵果実、ポプラ花芽に似た特異的で持続的な臭いを放つという特徴を欠く 本種と異なり子実層に乾燥標本で針状結晶が形成されるのではなく通常それを欠く 本種と異なり担子胞子が短楕円形で先端が鈍いのではなく長扁桃形 本種より担子胞子の胞子盤が不明瞭ではなく明瞭である 本種と異なりグレオシスチジアが多数ではなく乏しい 本種と異なり柄基部の肉の菌糸が大多数の標本で非アミロイドだが時に弱アミロイドなのではなく常に非アミロイドである ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2、ITS、nrLSU、tef1-α、rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cyanoboletus pulverulentus(イロガワリ) ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2、ITS、nrLSU、tef1-α、rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり担子胞子が短楕円形で先端が鈍いのではなく先端がより鋭角である 本種と異なり担子胞子の胞子盤が不明瞭ではなく明瞭である 本種と異なり柄基部の肉の菌糸が大多数の標本で非アミロイドだが時に弱アミロイドなのではなく常に非アミロイドである ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2、ITS、nrLSU、tef1-α、rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Cyanoboletus sinopulverulentus (Gelardi & Vizzini) Gelardi, Vizzini & Simonini (その他掲載種) Boletus gabretae Pilát